釜から「利休にたずねよ」へ

朝日新聞に今(2015-02-17)、「(大峯伸之のまちダネ)京町家の修復」という記事が連載されています。

京都市中京区の釜座町町家の修復のお話です。
以前、同じ地域の大西清右衛門美術館を訪れて、茶道で使われる釜について見学しました。
釜を作成するために利用される道具が豊富に展示されていたり、釜の制作過程の動画があったり、作業工程の説明や、歴代の大西家の当主の作品など、なかなか面白かったです。

また、去年(2014年)のお正月に京都の伊勢丹で釜の展示会があったので見に行きました。

こちらは、釜の完成品が多く揃えられており、歴代の大西家の当主の作品だけではなく、この展示のために、千利休がある人に贈った貴重な釜なども集められていました。

そもそものお目当ては、当代の大西清右衛門さんのギャラリートーク。
それと、こういうのに初日に行くのが好きというのもあります。
ギャラリートークでは、袴姿の大西清右衛門さんが、一つ一つ釜の見所を説明して下さいました。

印象的だったのは、
「釜というのは使われていく内に、鉄で出来ているので錆びて朽ちてゆく。それを見越して、作り上げないといけない」
という言葉。
今自分が見ている姿と、制作された当時では違うんだろうな、長い時間を経て、こうなったのか、などと想いを巡らせました。

面白い趣向として作品の人気投票があったこと。結果は、こちら
名工と謳われた二代大西浄清さんの作品が一位です。
確か、9,27,29位に投票したような記憶が…、時間が経って記憶が朽ちてる…

制作者が来られている展示では大抵、図版や書籍を購入するとサインをしていただけます。
サインを頂いたところ、筆の墨が書籍に付かないように、紙を挟んでくださいました。
で、よくできたもんで、その紙の商品名は「利休懐紙」でした。

image.jpg

話は前後します。
実は、会場入り口に入る前から、「おぉ!」と思うことがあって。

こういう展示の場合、関係が深いとか縁のある方や会社などから、開催お祝いのお花が贈られます。
そこに、僕でも知っている女優の「中谷美紀」さんのお花があってビックリしました。

一昨年の暮れに千利休が主人公の映画「利休にたずねよ」が公開されました。中谷美紀さんは利休の妻役で出演されていて。

当時、「利休にたずねよ」を見ていなかったので、なんか関連するところでもあるのかなと、それまで見に行くつもりの無かった映画に興味を持ち、映画館に行きした。

ちょっとネタバレですが、最後に利休の妻が茶を点てるシーンを見たときに、この場面で活かされたんだろうか?などと邪推したんですけど。
調べてみたら映画PRの関連で、中谷美紀さんは海外でお茶会を開かれているんですね。すごいなと思いました。

この記事のキッカケは、映画「天の茶助」がお茶に関わる映画で、そう言えばと思いだしたので、今回は、釜から「利休にたずねよ」、への流れを書いてみました。

おしまい。



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