お茶をおいしく飲みたい(3)

今回は、お茶に使うお湯の温度が、お茶に対してどんな影響を与えるのかを取り上げます。
前回は、お茶の渋さの上手な付き合い方について書きました。
(前回の予告に含めていたお茶の温度は、次回以降に取り上げたいと思います)

かみ砕いていうと、お湯の温度というのは、お茶っ葉をどの温度のお湯に浸けてあげるか?と言うことになると思います。

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人がお風呂に入るとき、その人の心地よいお湯の温度がありますよね。
同じように、お茶っ葉にも、頃合いの良いお湯の温度があります。
ただし、お茶の場合はどんなお湯の温度でも、なんらかの成分がお茶っ葉から出てくるのですが。

お湯の温度が高ければ、熱のエネルギーを多く持っているので、お茶っ葉から早く成分が出てきます。
逆にお湯の温度が低ければ、熱のエネルギーが少ないので、お茶っ葉からでる成分はゆっくり出てきます。

さて、質問です。
「お茶っ葉に含まれる成分をできるだけたくさん出したかったら、どうするでしょうか?」

答えは、「お湯の温度をできるだけ高くして、抽出時間を長くする。」です。
例えば、この淹れ方をするのは、ポットを使って淹れる紅茶や、大きめの急須で淹れるほうじ茶、また薬缶で煮出す番茶になります。

ところで、お茶っ葉に含まれる成分は一種類ではなく、色々な成分が含まれています。
お湯の温度によって、お茶っ葉から出やすい成分と出にくい成分があるんです。

緑茶でいうと、高い温度で出やすいのが「カテキン」。渋みの成分と言われます。
渋い緑茶が好みの人は、お湯の温度を高くしてお茶を淹れると、おいしいお茶が入るのは、このためなんですね。

逆に、温度を低くするとカテキンはお茶っ葉から出にくくなるので、渋みが抑えられます。

渋みの少ない緑茶は、玉露や冠茶(かぶせちゃ)ですが、それらもお湯の温度を高くして抽出時間を長く長くすれば、(渋み成分が多少でも含まれていれば)渋みも出てきてしまいます。

玉露や冠茶(かぶせちゃ)は、渋みを楽しむのではなく、旨みを楽しむお茶なので、湯冷ましというお湯の温度を低くする作業をして淹れます。
お湯の温度が低くなるので、抽出時間も長くなります。
言い方を変えると、玉露や冠茶(かぶせちゃ)は、淹れるにも手間がかかるお茶なんです。
それだけ上等という面も、もちろんあるのですが。

さて、お茶っ葉から出る成分の速さは、お湯の温度以外に、お茶っ葉の形や大きさにも左右されます。
長くなりそうなので、今回はこれで終わります。

次回は、お茶っ葉の形や大きさ、ライフスタイルの関係を取り上げたいと思います。



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