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夜のまちあるき、かつての花街、宗右衛門町。(観光家・陸奥賢と大阪ゲニウス・ロキを探るVol.04)

「陸奥さん、あやしいな」(by 中川さん)
「あやしいでしょ」(by 陸奥さん)
主催者どうしの忌憚のない掛け合いで…
(陸奥さんのマントと帽子の格好を評したもの)

夜19時。スタンダードブックストア心斎橋に集合しました。
1時間半ほどのまちあるき。
今回は、宗右衛門町近辺でした。

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今はなかなか騒がしいディープなところですが、明治時代の昔は有名な花街だったそうで。

古い地図を見ながら、要所要所で陸奥賢(むつさとし)さんの案内で、まちあるき。
撮った写真でGoogleフォトで作ったストーリーは、別途見てもらうことにして…

何というか知らなかったとは言え、花街というのは高級料亭や老舗お茶屋(芸妓さんとかと遊ぶ場所)で。
芸妓さんに、芸を教えたり、絵や詩を教えたりする場所でもあったんだそうな。
なんというか、平安時代とかだと思うんだけれど、そのころの貴族が社会的な関係を円滑に勧めるための基礎素養だったと思われる漢詩や和歌、絵などが、明治時代は花街がその役割の一部(もしかしたら大部分?)だったなんて。

でも、その花街は太平洋戦争で空襲で、多くの芝居小屋は焼けてしまい無くなります。
昔の地図どおりのお店はほとんどなかった。

でも、地名には由来が残っているものもあり。
太左衛門橋は、芝居好きな太左衛門さんが、自分の家から川向こうにある芝居小屋へ行くのに、近くに橋がなくて難儀したので、自分の家と芝居小屋を繋ぐために作ったんだとか…
なんとも、イラチな人やったんかなぁ。

堺筋の安井道頓さんの碑まで歩いて、少し北に行って、三津寺筋を帰るルート。

わらわらと総勢15,16名くらいで出発地点のスタンダードさんに戻って。カフェで、陸奥さんとスタンダードブックストアの中川さんのトーク。

3回目にも参加していたのですが、知らなかった!(聞き漏らしてた…?)

そもそも、この企画、このところ中川さんが福岡の久留米とか、鳥取とか、愛媛の松山とか地方都市を行くことが多くなって。

「(地方都市の)みんな、自分ところの街愛してるよなぁ。じゃぁ、自分は大阪のこと、どうやろ?
あんまり知らんなぁ。
自分の店の周りのことも、あんまり知らんから、まちあるきやろう!」(by 中川さん)

ということで、陸奥さんと相談して始まったんだそうな。

ふむふむ、中川さんの個人的な動機から、みんなが参加できるイベントになってるところが面白いなぁ!

希望したので、カレーとドリンクのセット(1000円)を頂きました。
カレーおいしかったです。写真なくてスミマセン。
阿倍野のスタンダードさんにも行くんですけれど、フードメニュー店舗によって違うんですよね。最近やっと気付きました。

ま、そんなわけで、まとめとかんと、自分でも忘れるし、少しでも思い出すキッカケに。
大阪にも関心を少しでも持ってほしいので、サラッと書きました。

ところで、宗右衛門町って、添え物(そえもん)の当て字ではないやろうな。
でも、方言は音の響きにえぇ味がありますねぇ。

念の為、フル名称とリンク。

【TRAVEL】11/30 19:00 STANDARD BOOKSTORE traveler presents 『観光家・陸奥賢と大阪ゲニウス・ロキを探るVol.04』

に参加しました。

おしまい。

筆者のお店、大阪・玉造・空堀町「種ノ箱」のイベント予定

紅茶屋のマスターと話し始めるキッカケのキッカケ(10時3時さんについて)

たぶん、どこかの常連になるときには、誰しもが何かのキッカケとなる出来事があるんじゃないかって思います。

僕は、今はなき堂島ムジカの常連でした。
そういう風になるには、それなりのキッカケがあり、マスターと話し始めるときもキッカケがあったのです。
今回は、そのキッカケのキッカケを書いてみようと思います。

紅茶が気になって、紅茶を淹れ始めて、1年くらい。
堂島ムジカには、紅茶がなくなったら買いに行く、時折喫茶を利用する、そんな感じでした。

転機になったのは、旅。
表向きの理由は路面電車を見に、内心は気晴らしの要素が強かった広島旅行。
電車に乗って広島市内を巡ることも目的の一つだったのですが、ティーコミュニケーションの小冊子に記載された気になるお茶の店も訪ねるつもりでした。

夜遅め、たぶん19:30を過ぎていたと思います。
紅茶のお店、「午前10時午後3時」さんに着きました。
当時はあまりムジカ以外のお店に行ったことがなく、メニューをしげしげ眺めて、あったまりそうなカルダモンチャイをオーダー。

再び、よくよくメニューを眺めてみると、ちょっと面白い記述を発見。
お客さんの紅茶の葉っぱを預かって、紅茶を淹れるサービスとしているとのこと。

(あぁ、そう言えば、旅行先で紅茶を飲みたくなるかも知れないと思って、ティーバッグをいくつか持ってきたっけ?
お願いすれば、ここ(10時3時さん)で淹れてもらえるかも)

店主さんに伺うと、オッケーを頂けたので、次の日に、アルションのメリメロを、その次の時にムジカのウヴァのティーバッグを淹れてもらいました。
ムジカにティーバッグがあることを知らなかった店主さん。
短期間に3度訪ねたことも含めてだと思いますが、良かったらと分けてくださったのが、マレーシアのボー紅茶のキャメロンハイランドのティーバッグでした。

そんなことがあったので、大阪でボー紅茶を発見したときは思わず買ってしまいました。

こんな、5年以上前の話を今頃書いているのは、芦屋ムジカで10時3時さんのチラシを見つけたから。
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そう言えば、大事なことを書くのを忘れていました。
10時3時さんは、ムジカにティーバッグがあることを知って、その後、仕入れたことをブログに記載。
ブログを読んだ僕が、ムジカのスタッフさんに、こんな事があったんですよって話をしました。
そういう流れがあって、始めて堂島ムジカのマスターと始めて話すことになったんです。

なので、キッカケのキッカケは10時3時さんでの出来事に由来してると思っています。
でも、そのことを再度、10時3時さんを訪問したときに店主さんに話すと、「キッカケは誰にでもありますからね。」と、いつものことを普通にやってただけですよ、という感じで仰られました。

単純にある紅茶屋さんでは、お客さんから茶葉を預かるサービスとしているよっとだけ書いても良いのでしょうが、お客の僕にとっては大切な思い出なので、長々と書いてみました。

おしまい。

よかったら、お茶を知ってもらうキッカケとして、やってます。をどうぞ。
ふとしたキッカケから煎茶が泡立つ条件を考えてみたもいかがでしょうか。

筆者のお店、大阪・玉造・空堀町「種ノ箱」のイベント予定

インドネシアの紅茶ジャワ・プリマを飲んで、淹れ方について語る

日本でよく知られている海外紅茶の産地は、インド、スリランカ、中国だと思います。
世界で最も飲まれているお茶の種類は紅茶なのですが、上記の3つの国だけで需要を賄えるわけもなく、他の国でも作られています。

インドネシアの紅茶、ジャワ・プリマをポットでティーカップ三杯分淹れました。お茶の色を専門用語で「水色(すいしょく)」と言いますが、比較的しっかりした色になっています。

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インドネシアの紅茶、ジャワ・プリマの一杯目。

ジャワ・プリマを初めて飲んだのは、堂島ムジカの喫茶でした。
そのとき、お茶の味がどんなのだろうと3杯ともミルクを入れず、頂きました。
スタッフのNさんに、
「どうだった?」
と尋ねられたので、
「ミルクを入れず、最後まで飲んだけど、美味しくなかった」
と答えたところ、
「そりゃ、そうだわ(笑)」
と言われちゃいました。

はは(^^;;、そりゃ、そうなんです。
メニューには、ミルクティー向きでミルクを加えて飲んでね、みたいに書いてあるんですから。

「お茶の味がどんなのだろう」を最後まで確認したかった。
だから、ミルクを入れない場合、自分がどんな風に感じるかを知りたかったんだと思います。

そして今回、自分で茶葉からいれるときも、同じように最後までミルクを加えず、頂きました。
少し渋いですね(^^;;
軽く口に渋さが残ります。

自分のお茶を淹れるテーマとして、そのお茶がどんな香味の幅を持っているかを確かめてから、抽出時間を調整して、ある瞬間の香味を切り出すようなことを考えていました。
なので、ある紅茶を淹れるときに、飲む前の香りや水色を覚えておいて、飲んだときはどういう香味を感じるのか、も覚えるように努力していました。

さて、長々と書いてきましたが、たくさんのお茶を調べている当時は、振り返ったことはなく兎に角、ひたすら試す~!みたいな感じで飲んで、淹れて、味わってを繰り返していました。
そんなことをして、香味を体験しながら覚えて、紅茶の淹れるタイミングを再現できるように、何度も淹れることで言葉で表現できるような経験に変えたんだと思います。

上で書いたようなことを、本に記載されているのを思い出したので、御紹介します。

紅茶の本をたくさん記述されている荒木安正さんの「新訂、紅茶の世界」に以下の記載があります。

まずはOrdinary Teasの中から一品を択んで「正しい淹れ方」にしたがって、毎度自分で淹れ方を工夫しながら、ひたすら多くの杯数を飲むことが総てなのである。

(230ページ、この文章の前の部分も、すごく面白い文章なので、ぜひこの本を手にとって確かめて下さい。)

本当にそうだなぁと思ったのでした。
「択んで」が珍しいと思ったので、pomera(DM100)の辞書(明鏡国語事典MX)で調べてみたら、以下の意味だそうです。

えらぶ【選ぶ】
[他五]
(1)二つ以上のものの中から、基準や好みに合ったものを取り出す。選択する。
「選挙で役員を選ぶ」
◇よしあしを区別して取り出す意では「択ぶ」とも書くが(「手段を択ばない」)、現在は一般に「選ぶ」を使う。
(2)よいものを取り集めて書物を作る。編集する。

今回は、インドネシアの紅茶ジャワプリマを自分で淹れてみたところから、淹れ方の学習の仕方を振り返って、語ってしまいました(^-^)
長い記事をご覧いただきありがとうございました。
それでは、楽しいティータイムをお過ごし下さい。

おしまい

よかったら、ニュージーランドの紅茶ベルティーはいかがでしょうか。
本記事は淹れ方の学び方のいわば上級編です。初心者編に当たる初めて紅茶を美味しく淹れれるようになるまでやったこともどうぞ。

本日のメニュー。敷物とティーコジーは #河内木綿 from Instagram

本日のメニュー。敷物とティーコジーは #河内木綿 (from Instagram)

堂島ムジカのメニュー

メニューというのは、そのお店が何を言いたいかが書かれているもの。
でも、お客としては自分が見たいものに注目してしまう。
堂島ムジカのミートパイ、一時期しかなかったけれど、美味しかったなぁ。

メニュー。ミートパイに注目!
メニュー。ミートパイに注目!

これ見て気付いた。
なんたらシナモントーストと言うのを食べ損なってる…

お茶の名前…自分の場合

ブログのタイトルのとおり、お茶好きです。

お茶は、名前が付けられて売られています。
でも、初めから名前があるわけじゃありません。今回は、そのあたりをお茶の消費者のわたしが自分でブレンドした緑茶に対して、どんなふうなことを考えて、名前を決めたかについて書きたいと思います。

緑茶のブレンドは、京都の阪急河原町駅と烏丸駅の真ん中あたりに位置する福寿園京都本店、地下一階「京の茶蔵」で行いました。

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緑茶のブレンドをしてお茶を詰めてくれるお店、ここくらいしか知らないです。
京の茶蔵では、京都産の緑茶のブレンドが出来ます。

選んだお茶は、三種類。すべて和束町産。
玉露のうじひかり、かぶせ茶のやまかい、煎茶のさえみどり。
特色のある個性豊かな品種茶を使って、ブレンドしました。
旨みがあり、すっきりした上品な緑茶ができました。

ブレンドでうっすらと意識したのは、二点。

一点目は、クィーンオブブルーというワインボトルに入った特製水出し茶のイメージ。
高級感漂う雰囲気を持つお茶でボトルを置くだけで、存在感があります。
お茶を高級レストランで手軽に利用できるように…という発想から作られたらしい。
お茶は、葉っぱから淹れたい自分としては、物足りない。
洋風な雰囲気を持つリーフの緑茶ないのかな。

二点目は、クィーンオブブルーの前に、フェイスブックで見た静岡の日本茶屋さんの話題。
「珍しくて美味しいお茶ないの?」とお客さんから求められたことを書かれていました。
珍しいというのは、出会う機会が少なければいい。
日本のお茶の栽培の9割がやぶきたらしい。
やぶきた以外であれば珍しいし、やぶきたに似ていない味や香りのお茶なら条件に合うと思う。

京の茶蔵から、新しい緑茶が入ったとのハガキが来たのは、数ヶ月前。
年内に顔を出したかったのと、新しい緑茶は飲みたい。
カウンターは予約で埋まっていたので、はしっこの小さな丸いテーブル横の椅子で試飲をお願いしました。
はじめは、さえみどり。覆いをしたかぶせ茶のアミノ酸のような旨みとは異なるうまみ。
つぎは、やまかい。旨みがあるけれど、やまかい独特の渋み、香り、味は控えめ。
最後に、うじひかり。うじひかりが美味しくて気に入りました。

さえみどりとやまかいを飲んだ後、この両方を活かす配分は、半々がよいのかな?
うじひかりとブレンドするなら、6:2:2でどうだろう。
これで美味しかったらいいけれど。

ものは試し。
ブレンドの比率をスタッフさんに伝えて、試飲させて貰いました。
旨みがあり、上品。

スタッフさんは、「誰が飲んでも、おいしいお茶」との感想を一煎目を飲んでいってくれました。
その言葉で数年前に、初めて京の茶蔵で品種茶を試飲したときのことを思い出しました。
たくさんの品種をブレンドすると市販のお茶のように個性的ではないお茶になると。
個性的ではなくとも、美味しいお茶は飲みたいし、自分でブレンドしたお茶には愛着がでるもの。

自分の感想は、良いブレンドのお茶が出来たときでも頼りないです。
贔屓目で見てしまうから。
今回は、一緒に試飲につき合ってくれたスタッフさんの反応を見ながら、良さそうな感触を得ました。
100g単位の購入なので、玉露も入っていることから、お値段は高めだったけれど、詰めて貰うことにしました。

ブレンドしたお茶の感想を聞きたくて、贔屓の日本茶屋さんにお願いして、淹れて飲んで貰いました。
あるスタッフさんの感想は「玉露みたいだけど、すっきりしてる。」

お茶っぱの持ち込みメニューがある別の日本茶屋さんで頼んでみました。
淹れる直前に入店されたお客さんと店主、自分の三人で一緒に飲むことに。
もともと大黒さんのような丸顔の店主。
目尻が途中から斜め下に長くなって、おしゃべりも弾み、ニコニコ顔。

今回のお茶出来が良いことを確信しました。

名前を付けないでおいて、このお茶を淹れて、味や香りを楽しんで、飲んだ人に名前を貰おうかとも考えました。

名前を付けないでするアイデアは、京菓子の風習から。
昔、京菓子のお店では、お客さんの相談にのって、そのお家のお祝い事や記念日などにちなんで創作和菓子をさかんに作っていたそうです。
お店はお菓子の名前は付けず、お客のお家の方が、名前を付ける。
そういった風習を継続されるお家が少なくなって、京菓子屋さんが減ってきた。
それを何とかしたいということで、京都、和菓子の会が作られたそうな。

今回は、誰かのためにブレンドしたお茶ではないけれど、一年の最後にできたお茶。想い入れがある分、名前がないのは、不便です。

できれば、名前からどんなお茶か想像できる方がよい。
かぶせ茶(冠せ茶)のように淹れて、美味しい。
上品な。品種にうじひかりが入っているし。

それらを合わせて、「Brilliant Crown(ブリリアント・クラウン)」と名付けました。

価格的には、最上級のかぶせ茶の下ぐらいです。
もし、これを読んで興味が出たなら、良かったら飲んでみて下さい。
京の茶蔵で、「玉露・和束・うじひかり:6割、かぶせ茶・和束・やまかい:2割、煎茶・和束・さえみどり:2割」の配分と言えば試せるはずです。

長い、ながーい文章を読んでいただきありがとうございました。

今日は大晦日なので…

皆さん、今年も、大変お世話になり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
どうぞ良い年をお迎え下さい。

それでは、また…

よかったら、玉露や抹茶とは、なんぞや?(日本茶も説明してます!)はいかがでしょうか。
和紅茶を淹れるのイメージもどうぞ。