「喫茶」タグアーカイブ

紅茶屋のマスターと話し始めるキッカケのキッカケ(10時3時さんについて)

たぶん、どこかの常連になるときには、誰しもが何かのキッカケとなる出来事があるんじゃないかって思います。

僕は、今はなき堂島ムジカの常連でした。
そういう風になるには、それなりのキッカケがあり、マスターと話し始めるときもキッカケがあったのです。
今回は、そのキッカケのキッカケを書いてみようと思います。

紅茶が気になって、紅茶を淹れ始めて、1年くらい。
堂島ムジカには、紅茶がなくなったら買いに行く、時折喫茶を利用する、そんな感じでした。

転機になったのは、旅。
表向きの理由は路面電車を見に、内心は気晴らしの要素が強かった広島旅行。
電車に乗って広島市内を巡ることも目的の一つだったのですが、ティーコミュニケーションの小冊子に記載された気になるお茶の店も訪ねるつもりでした。

夜遅め、たぶん19:30を過ぎていたと思います。
紅茶のお店、「午前10時午後3時」さんに着きました。
当時はあまりムジカ以外のお店に行ったことがなく、メニューをしげしげ眺めて、あったまりそうなカルダモンチャイをオーダー。

再び、よくよくメニューを眺めてみると、ちょっと面白い記述を発見。
お客さんの紅茶の葉っぱを預かって、紅茶を淹れるサービスとしているとのこと。

(あぁ、そう言えば、旅行先で紅茶を飲みたくなるかも知れないと思って、ティーバッグをいくつか持ってきたっけ?
お願いすれば、ここ(10時3時さん)で淹れてもらえるかも)

店主さんに伺うと、オッケーを頂けたので、次の日に、アルションのメリメロを、その次の時にムジカのウヴァのティーバッグを淹れてもらいました。
ムジカにティーバッグがあることを知らなかった店主さん。
短期間に3度訪ねたことも含めてだと思いますが、良かったらと分けてくださったのが、マレーシアのボー紅茶のキャメロンハイランドのティーバッグでした。

そんなことがあったので、大阪でボー紅茶を発見したときは思わず買ってしまいました。

こんな、5年以上前の話を今頃書いているのは、芦屋ムジカで10時3時さんのチラシを見つけたから。
IMG_5844.JPG

そう言えば、大事なことを書くのを忘れていました。
10時3時さんは、ムジカにティーバッグがあることを知って、その後、仕入れたことをブログに記載。
ブログを読んだ僕が、ムジカのスタッフさんに、こんな事があったんですよって話をしました。
そういう流れがあって、始めて堂島ムジカのマスターと始めて話すことになったんです。

なので、キッカケのキッカケは10時3時さんでの出来事に由来してると思っています。
でも、そのことを再度、10時3時さんを訪問したときに店主さんに話すと、「キッカケは誰にでもありますからね。」と、いつものことを普通にやってただけですよ、という感じで仰られました。

単純にある紅茶屋さんでは、お客さんから茶葉を預かるサービスとしているよっとだけ書いても良いのでしょうが、お客の僕にとっては大切な思い出なので、長々と書いてみました。

おしまい。

よかったら、お茶を知ってもらうキッカケとして、やってます。をどうぞ。
ふとしたキッカケから煎茶が泡立つ条件を考えてみたもいかがでしょうか。

tumblrで「茶の間通信:大阪版」を始めました!

お茶の話題を取り上げる専門のtumblr「茶の間通信:大阪版」を始めました。
文字情報中心で、取り上げたいのは、カフェ、喫茶店、日本茶喫茶などの茶関連のお店の情報です。
他サイトの茶の話題をコメントを付けて、数多く取り上げることにもなりそうです。
大阪在住なので、「大阪版」としました。
どうぞ、ご贔屓にお願い致します。

tumblr_nl41s8BknX1u45feeo1_500.png

インドネシアの紅茶ジャワ・プリマを飲んで、淹れ方について語る

日本でよく知られている海外紅茶の産地は、インド、スリランカ、中国だと思います。
世界で最も飲まれているお茶の種類は紅茶なのですが、上記の3つの国だけで需要を賄えるわけもなく、他の国でも作られています。

インドネシアの紅茶、ジャワ・プリマをポットでティーカップ三杯分淹れました。お茶の色を専門用語で「水色(すいしょく)」と言いますが、比較的しっかりした色になっています。

IMG_5395.JPG
インドネシアの紅茶、ジャワ・プリマの一杯目。

ジャワ・プリマを初めて飲んだのは、堂島ムジカの喫茶でした。
そのとき、お茶の味がどんなのだろうと3杯ともミルクを入れず、頂きました。
スタッフのNさんに、
「どうだった?」
と尋ねられたので、
「ミルクを入れず、最後まで飲んだけど、美味しくなかった」
と答えたところ、
「そりゃ、そうだわ(笑)」
と言われちゃいました。

はは(^^;;、そりゃ、そうなんです。
メニューには、ミルクティー向きでミルクを加えて飲んでね、みたいに書いてあるんですから。

「お茶の味がどんなのだろう」を最後まで確認したかった。
だから、ミルクを入れない場合、自分がどんな風に感じるかを知りたかったんだと思います。

そして今回、自分で茶葉からいれるときも、同じように最後までミルクを加えず、頂きました。
少し渋いですね(^^;;
軽く口に渋さが残ります。

自分のお茶を淹れるテーマとして、そのお茶がどんな香味の幅を持っているかを確かめてから、抽出時間を調整して、ある瞬間の香味を切り出すようなことを考えていました。
なので、ある紅茶を淹れるときに、飲む前の香りや水色を覚えておいて、飲んだときはどういう香味を感じるのか、も覚えるように努力していました。

さて、長々と書いてきましたが、たくさんのお茶を調べている当時は、振り返ったことはなく兎に角、ひたすら試す~!みたいな感じで飲んで、淹れて、味わってを繰り返していました。
そんなことをして、香味を体験しながら覚えて、紅茶の淹れるタイミングを再現できるように、何度も淹れることで言葉で表現できるような経験に変えたんだと思います。

上で書いたようなことを、本に記載されているのを思い出したので、御紹介します。

紅茶の本をたくさん記述されている荒木安正さんの「新訂、紅茶の世界」に以下の記載があります。

まずはOrdinary Teasの中から一品を択んで「正しい淹れ方」にしたがって、毎度自分で淹れ方を工夫しながら、ひたすら多くの杯数を飲むことが総てなのである。

(230ページ、この文章の前の部分も、すごく面白い文章なので、ぜひこの本を手にとって確かめて下さい。)

本当にそうだなぁと思ったのでした。
「択んで」が珍しいと思ったので、pomera(DM100)の辞書(明鏡国語事典MX)で調べてみたら、以下の意味だそうです。

えらぶ【選ぶ】
[他五]
(1)二つ以上のものの中から、基準や好みに合ったものを取り出す。選択する。
「選挙で役員を選ぶ」
◇よしあしを区別して取り出す意では「択ぶ」とも書くが(「手段を択ばない」)、現在は一般に「選ぶ」を使う。
(2)よいものを取り集めて書物を作る。編集する。

今回は、インドネシアの紅茶ジャワプリマを自分で淹れてみたところから、淹れ方の学習の仕方を振り返って、語ってしまいました(^-^)
長い記事をご覧いただきありがとうございました。
それでは、楽しいティータイムをお過ごし下さい。

おしまい

お茶を文字で表現すること(香味、状況、雰囲気、もろもろ)

「ガタン、ブー~~ン。」

「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ。」

「柑橘系の香りが漂ってきた。」

 

今日は、心斎橋周辺をうろうろしました。

最初の「ガタンー」は、スタンダードブックストアのカフェでの、音。
アサダワタルさんの「コミュニティ難民のススメ」という本のトークイベントに参加しました。
イベントがカフェスペースの半分を仕切って、行われたので、半分はカフェ営業中。
なので、ドリンクのオーダーによっては、そんな音がするんです。

二つ目の「シャカー」は、宇治香園さんの心斎橋本店の喫茶での、音。
実家の玄米茶が、残り少なくなっているので補充のため寄りました。
喫茶で、看板商品「ととやとや」と季節の和菓子をオーダー。
待っているときに、他のお客さんのオーダーで、茶筅でお抹茶(お薄)をたてる音。

三つ目の「柑橘系ー」は、スタンダードブックストアのトークイベントは、ドリンク持ち込み可能なので、近くの方が、どうやらユズ茶を持ってこられた模様。

お茶に限らず他のものでも、その場でオーダーが入って淹れるドリンクは、音だけを文字にしても、何を表現しているか分からない。
状況を記述して、音を表記すると分かる。

香りについても、概ね同じ。
状況を記さないとどうして、その香りがするのか分からない。

香り、味、周りの状況、温度、人の流れ、雰囲気、等々を文字表現を使って必要な内容を的確に伝えるのは、難しいなぁとおぼろげながら思った次第。

過去の記憶に基づく内容も、自分の中では鮮明に蘇って、その通り書いているつもりでも、言葉足らずでうまく書けてないと思ったり。

トークイベントが終わって、アサダワタルさんとお話ししたら、京都府相楽郡南山城村のアートインレジデンス「青い家」で作品づくりをされたことがあるのが分かった。
僕の「青い家」での記憶は、2013年の高尾小フェスで、炒りたてほうじ茶を淹れたこと。
そのとき確か、音のアートもやってたような。。。

暑い日だったけれど、青い家の中は涼しくて。
でもそのときの雰囲気を言葉で、うまく表現するのは腕がないからか、難しい。

そんなことを考えたのでした。

とりあえず写真。
IMG_5387.JPG

自分の頭の記憶を蘇らせるためのメモと一緒に。

堂島ムジカの喫茶、最後の日(2013-09-25)

61年間、大阪堂島で、お店を構えていた堂島ムジカ。
喫茶の営業は、2013年9月25日が最後でした。
そのあと、しばらく堂島ムジカはショップのみの営業となります。10月下旬に閉店。
2013年11月からは、芦屋に移転(新しくウィンドウまたはタブが開きます)してムジカティーとしてショップの営業を続けています。

撮影順は、一番上の左から右。その次の段も左から右にならんでいます。
画像をクリックするとPinterestに移動して、説明が表示されます。
連携が不調の場合は、画像が表示されないので、Pinterestで、ご覧下さい。
なお、最初の2つのみ、2012年1月14日、撮影。

土曜日は…

タバコを吸わない人は、タバコのにおいダメな人が結構いると思います。

喫茶をされているお店としては、禁煙にするか、分煙にするか、はたまた喫煙可能にするか悩みどころ。
堂島ムジカの場合は、土曜日の開店11:00から18:00(夕方の6時)まで禁煙というものでした。IMG_1895.jpg

ティーコジーの指穴

ポットを保温するのに使われるティーコジー。
堂島ムジカの喫茶で使われると、どうなるか…

IMG_1830.JPG
ティーコジーの指穴

コジーをしたまま、ポットの取っ手を持つので、指のところに穴があいちゃうんです。
たぶん、お店でないと、ここまでならないですよね。
写真は、堂島ムジカで使われていたコジーで、数年前に新しいコジーに換えるというので、頂いたものです。

どんなお茶が好きですか?

僕がお茶好きなことは、面識があり話をしたことがある人はたぶん認めてくれることだと思います。

その中でも、付き合いというか、話す時間が長くなってくると、僕のことを「メッチャ」お茶好きな人、お茶バカ、お茶マニアと認識するようになるらしい。

昨日、村シェフさんに「ぶっちゃけ、お茶マニア」と言われてしまいました。
実は、今でも自分ではよく分かっていないのですが…

紅茶を自分で淹れるようになって、しばらくしたときに、お茶をどうやって作っているのか興味が出ました。
そのときは紅茶を生産しているところが日本にあるのを知りませんでした。
紅茶も緑茶もお茶の木から作るらしい。
それじゃあと、大阪から近い京都で緑茶の茶摘み体験に参加しました。
そんなこんなの関心の赴くまま日本茶への興味も膨らみ、今では紅茶も日本茶も淹れて飲みます。

それでお茶関連で知り合った方からタイトルの「どんなお茶が好きですか?」と尋ねられるんですけれど、答えにいつも困っていて。
たくさんのお茶を知ると、その時、その場で飲みたいお茶が変わるので、特別好きなお茶が出てこないんです。

でも、想い入れのあるお茶はあります。
紅茶屋さんや日本茶屋さんのスタッフさんと話すようになったキッカケのお茶とか、僕がたまたま持って行ったお茶を気に入ってくれた紅茶屋さんが後で仕入れるようになったティーバッグとか…

特別な想い入れというでなく、最初に淹れ方を覚えた一番よく飲むお茶というのが好きなお茶になるかもしれません。でも、こうなると好き嫌いじゃなくて、ないと困るんです。

僕にとって、そんなお茶がムジカティーの「DOJIMA BREAKFAST」。
このミルクティー向きの紅茶は、最初に購入した当時、一番安価で且つ、350gの袋入りか、226gの缶入りしかありませんでした。

初めて淹れて、一発でおいしく淹れることが出来るわけありません。
美味しく入らないけれども、たくさんあるので、自分が美味しいと思うまで、繰り返し練習できます。
美味しく入らないと悔しいので、葉っぱの量を変えてみたり、蒸らし時間を変えてみたり、やっている内においしく淹れられる様になりました。
そうすると楽しくなって、しばらくはこればっかり。
そうすると、飲む頻度の多いお茶は、濃いのが好みになるらしい。

あまり行ったことない喫茶店で「DOJIMA BREAKFAST」を注文したことがありました。
飲むと、普段飲んでいるものより薄い。
どうやら、濃いのしか美味しく感じなくなってしまったようです。

本家本元の堂島ムジカでも、気になったので「DOJIMA BREAKFAST」をオーダーしたら、こちらも普段自分が淹れるものより薄い。
思っていても、機会がなければ、スタッフさんにも、こんな話しません。

常連になると、言う機会もやってくるんですねぇ。
「DOJIMA BREAKFAST、僕が淹れるのより薄い」とスタッフさんに言ってしまいました。
スタッフさん「他のお店と比べて、どう?」

記憶をたどって、僕「他の店より、ここ(堂島ムジカ)のが濃いです」

スタッフさん「ウチで出してるDOJIMA BREAKFASTが他の店より薄かったら問題だけど、そうでなかったから良かった」

この会話って、たぶんお茶好きでない人から見たら、バカな会話なんでしょうね…

「DOJIMA BREAKFAST」は、堂島ムジカで一番売れている紅茶だそうで、ムジカのことを「堂島屋」とまで言うことがあるそうな。

と言うわけで…
堂島ムジカの喫茶の営業は、9月25日まで。残り二日(24日と25日)です。
ショップの営業は、10月中旬までとのこと。

2013-09-28加筆。10月初旬に芦屋に事務所を移して、個人への販売、業務用の卸は継続するとのこと。
新しい動きを準備中みたい…
たぶん少しずつ動きが明らかになっていくようです。
今は、堂島を離れる作業で大変。
ゆっくり見守りたいし、もしこのブログを読んだ人がいたら、見守って欲しい。
お店の方からのメッセージ
「喫茶は今ないけれど、ムジカの紅茶の販売は続くので、その点は心配しないで」
とのこと。

2013-10-12加筆。随分とものが搬出されてて寂しくなってますが、堂島ムジカ、ショップの閉店は2013-10-17とのこと。

大好きな紅茶屋さん

お茶好きな皆さん、お茶はどこで買いますか。

お気に入りのお店があると、お茶を飲む楽しみも増えますよね。

僕がお茶をたくさん入れるようになったキッカケは、大阪の堂島にあるムジカという紅茶屋さん。

お店は4階建ての商業ビルの三階。
エレベーターに乗り、三階の扉が開くとソコは、倉庫?

紅茶の入った木箱や茶色の袋がデンっと積み上がっています。

日本なのに、不思議な多国籍な雰囲気に満ちています。

入り口すぐがショップ。
紅茶の葉っぱや、ポット、ポットにかぶせるコジー(スリランカ製で一つ一つ違っていてたのしくなる品)、紅茶缶(ティーキャディー)、葉っぱの秤(ティーメジャー)などが売られています。

左手に進むと、喫茶スペース。
ムジカという名前の由来は、開店当初がクラシック音楽の音楽喫茶店だったから。
オーディオが普及して、音楽喫茶では商売が難しくなったときに、紅茶メインの喫茶店に転換したらしい。

外が見えるガラス張り近くの席は、1-2人の少人数スペース。
僕のお気に入りの場所は、一番奥の二人掛けの席。
一人で行くのに、夜遅くだと空いているから、ここばっかり座って、外を眺めながら、紅茶を飲んでました。

お店をぐるっと見回すと、紅茶のポットやパッケージ、紅茶資料がたくさん置かれています。ホント、紅茶が溢れてる。そんな空間です。

僕はお茶好きになる前から甘いもん好き。
紅茶にケーキは欠かせません。
木の実のタルトが素朴で、お茶に合わせ易くて、たぶん今ままで一番注文したと思う。
「なめこ」というケーキがビジュアルと味ともに訴えるものがあるので、一番有名みたい。

そんなこんな色々な思い出のある堂島ムジカが2013年9月25日に閉まることになりました。
ムジカのお茶の販売は続くとのことですが、この記事で書いた堂島ムジカの雰囲気はなくなってしまうようです。

一言でいうなら、さびしい。

でも、お茶の魅力をいつも見せてくれた空間に「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。

堂島ムジカの残り時間が少なくなっても、お茶があれば、たぶん僕は色々なことを思い出せるし、新しいお茶の記憶も増やすことが出来る。

そう悲観することもないはずだけど。

気になった人は、残り時間が少ないけれど、行ってみて下さい。
日本の紅茶屋さんのトップランナーを垣間見ることが出来るはずです。

それで、紅茶淹れて飲んでみようという人が増えるといいな。

おしまい