大阪堂島にあった老舗紅茶屋さん『ティーハウスムジカ堂島店』(通称:堂島ムジカ)。
筆者は堂島ムジカの常連でした。
堂島から兵庫県芦屋市への移転に伴い、茶葉、ポットやティーカップ、ティーコージーなどの紅茶をいれる道具の販売所であるショップの名前が会社名と同じ『ムジカティー』になりました。
堂島のころは、ビルの3Fの1フロアにショップ、喫茶室、奥にレストランがありました。
芦屋移転後から約六年間は喫茶室に相当するものが、お休み。
2019年7月に『Tea Saloon MUSICA 旧宮塚住宅』がオープンしました。
元常連の視点から、老舗紅茶屋さんのムジカティーの喫茶(室)の使い方をたぶん一つの例にしかならないけれど、ご紹介したいと思います。
お店の入り口は、古いロゴ。レコード再生機があしらわれています。
創業時はクラッシックや当時の現代音楽をかける音楽喫茶だったそうな。
紅茶資料室を開くことを計画して、いろんな紅茶のパッケージを集めておられるので、上の方の棚には、さながら小さな紅茶博物館のパッケージコレクションが配置されています。
さて、メニュー。
2019年7月のオープン当初から、今はだいたい一年になります(この投稿は2020年6月作成)。
ちょっとずつ内容が変わってきているようです。
ムジカティーには、なんでも常時60種類を超える紅茶があるそうなので、メニューに入る紅茶も一部となります。
定番の日常的に飲む通年販売の紅茶から、季節によって入荷する期間限定販売の紅茶もあります。季節の紅茶はメニューと比べると二回りほど小さな紙で挟まれていました。
今は六月中旬なので、例年6月頃に入荷する杵築紅茶が入っていそうな気がします。
また冬には、アップルパイとウバのセットをされているので、寒くなるとこのセットが恋しくなる人がいるはず。
フードは、サンドイッチから独自のチーズトースト、筆者は残念ながらまだ食べていないスコーンもあります。
ケーキは季節によって、種類が変わって提供されているみたい(写真は2019年8月)。
芦屋の洋菓子屋さんのお菓子もメニューに入ることがあるようで、バームクーヘンをいただいたことがあります。
ポットや茶こし、ティーコージーなどの紅茶道具はショップで販売されているものが使われているので、使い勝手を確認できる機会にもなりそうです(ショップの紹介ー>大阪堂島から兵庫芦屋に移転後はじめて、老舗紅茶屋さんのムジカティーを訪ねました。
ティーコージーの話ー>ムジカティーの、ゾウさんのポットの帽子(ティーコジー))。
この記事を書くのに写真を見返しているんですけど、常連としての癖をやってしまってます。
カップやポットの底に刻まれた製造年、印刷されたロゴや印字の濃さ薄さ、ポットなどの形状デザイン、堂島の時にどこら辺に置いてあったか等々、そういうのも気になって、何度もぐるぐると見まわしたりしました。
もちろん新しいお店なので、新しい要素も入れられているそうです。
ちょっとずつ、迷惑にならない程度に探して楽しみたいと思います。
ムジカティーが少し遠くなった今になってみて振り返ると、自分がアクセスしやすい場所においしくてお茶っ葉が買える紅茶屋さんがあるなら、通うといろいろ学べると思います。
淹れ方、お茶っ葉の種類や特徴、どういう色(水色、すいしょく)だとしっかり抽出できたか、楽しみ方、思いつく限り書いてみましたけれど、そういうのがゆっくりとしっかりと身に着ける機会になるでしょうから。
老舗紅茶屋さんの元常連の視点で、喫茶室の楽しみ方を書いてみました。
ムジカティーについて興味を持たれた方は、もっと幅広く書いてある投稿があるので、そちらもご覧になられてはいかがでしょうか。→伯爵と行く 紅茶界の宝・芦屋のムジカティー | うちまちだんち
おしまい。
※ムジカティーは、ウェブサイトとFacebookページを開設されています。
※本サイトはムジカティーの投稿が充実しています。ほかにもムジカティーについて知りたい方は、
本サイトのカテゴリー:ムジカティーのタイトル一覧をご覧ください。
※この記事を読まれてより深く知りたくなった方は、ぜひ下記の記事も合わせて読んでみてください。
- ムジカティーの紅茶の種類…たくさんあるムジカティーの紅茶を大まかに分類して紹介
筆者のお店、大阪玉造・空堀町「種ノ箱」のイベント予定
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