紅茶の味や香り、茶殻の様子を確認することを専門用語でテイスティングといいます。
専門の茶器がありますが、一般のご家庭には先ずありません。
ご家庭で入手しやすいものを使って、ある程度テイスティングができたので方法をご紹介します。
何を使ったかというと…
スーパーで行楽用品として売っている透明の使い捨てのコップ(全容量230ml)。
紙コップだと熱湯を入れると紙の香りがしてきそうでプラスチック製を使いました。
透明だとガラスのポットと同じように、お湯の対流で茶葉が泳ぐ姿(ジャンピング)が見えるんですよね。
透明のコップにはCold用があるので、耐熱温度を確認してください。
茶こしがない場合を想定してお茶パックで代用しています。
お茶パックにはさみで切り込みを入れて、パンなどの袋を止めているネジリッコでコップに引っかけました。
絵にすると
こんな感じです。(画像をタップもしくはクリックすると拡大)
2セット用意すると2種類の紅茶をテイスティングできます。
絵の番号に対する注意書き。
(1)で、カップを二つに重ねるのは、湯通しをしないしコジーもしないので、保温効果を高めるためです。量は、2g(ティーカップ120ml一杯分)。
(2)お湯は、カップの底の中心をめがけて、ゆっくり注ぎます。
勢いよく注ぐと、カップが倒れるので、キケンです。
筆者が使ったカップは持ちやすいように、真ん中の高さを中心に波が入っていて、波がなくなる一番上のところが6割ぐらいの容量(120ml)でした。
「カップに目盛りまで」は、約6割の想定です。
(3)お茶パックの切り込みは、角ではなく平たい方にいれて、止めるためのネジリッコで、お茶パックを開くようにします。
(5)右側の紅茶液の入ったカップの上の方を持たないとヤケドするので注意して下さい。
また、カップの上を持つときに少し力を入れて、カップの開いてる口を楕円形に変形させると、お茶パックのカップに注ぎやすいです。
お茶パックの開いている真ん中をめがけて注ぎます。
(6)お茶パックは濡れていて熱いので、ネジリッコを持って引き上げます。
3種類の飲み比べの出来上がり↓
(2022年1月加筆:三種類がどういう紅茶だったかは不明)
マレーシアの紅茶「キャメロニアン」と、インドネシアの紅茶「ジャワ・プリマ」で、確認したところ、ポットと遜色のない香りと味が出ていました。
少し準備に手間がかかりますが、軽いの持ち運びやすくで野外でお湯が用意できるのなら、ピクニックでも使える方法かもしれないと思いました。
まとめ
紅茶のテイスティングでは、専門家は専用の茶器を使用します。
でも、ご家庭で入手しやすいものを使って、原理的にほぼ同じことができます。
今回ご紹介した方法で、ご家庭にある手持ちの紅茶がどんな風に違うかを確かめるのに飲み比べをしてみてはいかがでしょうか。
新しい発見があればうれしいです。
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