筆者が愛用している紅茶を淹れる道具(ティーマグ)をご紹介します。
同じような道具を購入するときのポイントは共通だと思うので、形や大きさ、茶こしの形状など、参考になればうれしいです。
ティーマグとは?
一人分の紅茶を淹れるマグカップです。
マグ本体、茶こし、蓋がセットになっています。
茶こしがマグ本体の中に入るので、収納時に場所をとりません。
筆者は、国旗とエンブレムがあしらわれたロンドンティールームのティーマグを使っています。
メリット
- たっぷり飲める。
マグ本体の容量は、8割いれると約240mlです。ティーカップの一杯が120mlくらいなので、約2杯分に相当します。カップ一杯じゃ足りないと思う人にオススメ! - 茶こしがマグ本体の形状にぴったりしているので、お湯を注いだ時に茶葉やお湯の対流の動きを妨げないから、香りや味をしっかり抽出できる。
- 色が白いので、紅茶の水色(すいしょく。紅茶液の色のこと)が見やすい。
- 尖ったところがないので、洗いやすい。
- ミルクティー向きのコクのあるタイプの紅茶がなぜか美味しくはいる。
- ポットのように注ぎ口が詰まることがない。
以下は、筆者の個性(手の大きさ)がたまたまフィットした内容です。
- 内径が、6.7cm。
人差し指、中指、薬指の合わせた横幅が6cmなので、三つの指が丁度はいる。 - 口から底までの深さは、9cm。
中指の長さが丁度9cmなので、スポンジで洗うときにピッタリ。 - 持ち手の「取って」部分が持ちやすい。
平たい板を曲げたような形状なので、人差し指と中指を取っての輪の中に入れ、外側から親指で取っての外の上側を押さえると、しっかり固定される。
内径と深さは、ティーマグを洗うときに手が入るかを判断するポイントになりますが、柄の付いたコップ用のスポンジを用意すれば問題にならないと思います。
デメリット
- 蓋の取っ手が小さいので、つまみづらい。
たまにつまんでいて落とすことがある。
蓋が熱い場合は、ミトンで蓋ごと持って、取るようにしている。 - ポットの時のように、ティーカップ一杯目、二杯目の香味の変化がない。
筆者はポットで入れる場合は茶葉を入れたままにしています。
そうすると、一杯目と二杯目で蒸らし時間が異なるため、二杯目の方が香味がしっかりします。
ティーマグだと茶こしを引き上げるので、そのときに茶葉も取り出されます。ポットのティーカップ一杯目と二杯目の時のように香味は変化しません。
使い方
- 蓋と茶こしをとって、マグ本体にお湯を注ぐ。
- マグ本体が温まったら、お湯を捨てる。
- マグ本体に茶こしをセットして、茶葉を適量いれる。CTCやBOPだと4-5gが目安。
- グツグツに沸騰したお湯をマグ本体に注ぐ。
- 蓋をして、ティーコジーをティーマグにかぶせる。
- 好みの濃さになるまで待つ。
ミルクティーにする場合は、加えるミルクの量で紅茶の濃さを調節できるので、蒸らし時間をキッチリ計る必要がない。
むしろ蒸らし時間が長い方が良いように思う。 - ティーコジーを外す。
- 蓋をはずす。
つまみが小さいので、しっかりつまむこと。
蓋が熱すぎて持ちづらい場合は、鍋つかみやミトンで蓋全体をつかんで、蓋を取る。 - 茶こしを垂直に引き上げる。
横にずれたまま引き上げると、茶こしがマグ本体に引っかかって倒れる可能性があるので注意。 - 茶こしから紅茶がしたたり落ちるので、茶こしを傾けて茶葉に残っている紅茶をマグ本体に入れる。
- 茶こしから紅茶が落ちなくなったら、茶こしを皿などに置く。
- マグ本体の紅茶を飲む。
- マグ本体の筒の部分をつかむと熱いので、本体に触れないように取っ手に指を入れる。
- ミルクや砂糖は、自分の好みの量を加える。(好みがわからない場合は、増やしたり減らしたりすれば、おいしい量を見つけられると思います)
まとめ
ティーマグは一人でたっぷり紅茶を楽しむのに、便利な道具です。
デザインや形状、質感、重さなどの違いがありますが、ご自身の指の長さや太さによっても使い勝手が違います。
購入時にチェックするポイントとして、参考にしていただければ幸いです。
ここまで読んで、「やっぱりポットがいい!!」と思われた方は、ポットでの紅茶のいれ方をご覧ください。
おまけ
筆者が使っているのは、マグ本体にロンドン市の紋章と「London Tea Room」の刻印、蓋にイギリス国旗がプリントされています。
同じ物がないか、ネット通販にあるか調べてみたのですが、見つけられませんでした。
似たものとして、商品紹介ページを載せます。
|
茶漉し付ティーマグ(茶漉し付陶器製マグカップ・オリジナルロゴ入り) 新品価格 | ![]() |
たのしいティータイムの一助になれば、幸いです。
※ほかにもお茶の道具について知りたい方は、
本サイトのカテゴリー:お茶の道具のタイトル一覧をご覧ください。
※店(種ノ箱)のInstagram↓です
※店(種ノ箱)のtwitter↓で、お茶のことを気ままにつぶやいています
種ノ箱(tane no hako)のtwitter(@tanenohako)
このページのQRコードは最下部にあります。














