お茶っ葉は、チャノキを栽培してチャノキの若い葉っぱや芽を集めて製茶して乾燥したもの。
日本茶インストラクターの試験勉強で少し栽培を勉強したとはいえ、植物を育てることに関しては全くよく分かっていません。
ふと、なんか役立つことないかなぁ…と思って、小学生の時に遠足で行った覚えのある地元の旧農林センター(現、大阪府立環境農林水産総合研究所)のウェブページを見てみました。
すると、一般の家庭向けに家庭園芸セミナーで土づくりがあるのがわかったので参加してみました。なお地元は郊外で、庭のある戸建て住宅も多くあり畑や田んぼも見かけます。家庭菜園をされている方も多いです。
さて、家庭園芸セミナー。
前半は室内講習。土づくりと肥料について。
後半が質疑応答と、空飛ぶイチゴ栽培の見学。
土づくりでは、どんな土がよいのかを教えて貰いました。
- 土づくりの前に前提として植物が育つ上で必要なのは、光、空気、土、水。
- ポットやプランターで野菜や花を育てている場合に水のやりすぎはよくない。
なぜなら、根が呼吸しているので、水をやりすぎていると呼吸できなくなるから。 - 微生物の活動が活発で、黒い層の腐植となって、団粒構造の土がよい。
(それにしても知らない分野の言葉が沢山出てきました。書き残しておいたメモの言葉を後で調べたら、漢字が思っていたのと違うのが沢山!)
- 酸度(pH)は、7が中性。でも土壌の中性は6-6.5。
- 牛ふん由来、豚ぷん由来、鶏ふん由来堆肥の成分に違いがあるので、土壌バランスに注意が必要!
などなど。
貰った資料に書き込みましたが、沢山あって書き切れません。
印象に残った話としては、
- 野菜や花などの作物を畑から取ると取った分の成分が畑から無くなったことになる。
- なくなった成分を補給するために肥料が必要。
- 植物の生育ステージにより肥料が変わる!
(人間の子供の食事と大人の食事が違うのと同じようなもの?)
というのがありました。
講義の最後に教えて貰ったのは、今年2015年が「国際土壌年」で、「12月5日が世界土壌デー」とのこと。(ウェブ検索して見つけた関連ページー>国連世界土壌デーと国際土壌年、国際土壌年とは、世界土壌デー記念行事の開催について)
なんでも世界土壌デーは、農業に熱心なタイの王様(ラーマ9世)の誕生日から決められたんだそうな。その分野に貢献した個人の誕生日から世界的なキャンペーンの記念日が決まっていると知って、何とも不思議な気がしました。
質疑応答の後、珍しい光景を見ました。
これ。
イチゴの中空栽培、見た目がおもしろかったです!
よくよく話を聞くと、この栽培方法をしたからと言って、病気に強いとか収量が多くなるわけではないそうです。
でも、かがまずに農作業ができるという事で、かがむ作業がしんどい高齢者でも作業ができるところがメリットじゃないかと言われていました。
まだ研究段階でデータを継続して取得している感じでした。
地元にこんなにおもしろいところがあるなんて知らなかったです。
行ってみるもんだと思いました。
最後にもう一度ウェブサイトをご紹介。
大阪府立環境農林水産総合研究所のページ。
みなさんも見てみると、興味を引く内容があるかも。
おしまい。
日本茶、紅茶、まなび合いの茶の間
種ノ箱は、お茶のセミナールーム、昭和三十年代に建てられた木造長屋の茶の間です…
※店(種ノ箱)のInstagram↓です
※店(種ノ箱)のtwitter↓で、お茶のことを気ままにつぶやいています
種ノ箱(tane no hako)のtwitter(@tanenohako)
このページのQRコードは最下部にあります。