日本茶AWARD2014のTOKYO TEA PARTY、テイスティングとサロン、エントリーされたお茶の販売ブース以外に、徳島県の天空ノ山茶シリーズのブースがありました。
三つの茶農家さんが、同じブランド名「天空ノ山茶」で販売されているようです。
三種とも試飲して、自分の中で一番「山茶」のイメージに近かったキレイな渋みとしっかりした香りと思った川内園さんのを購入しました。
さて、大阪に戻って、淹れてみたのですが、なかなか試飲のイメージになりません。
高温で淹れても、しっかりした渋みではなく、旨みが効いてイメージした渋みと香りではない。なんでか、よく分からない。
そこで、煎茶の味を確かめる淹れ方にしてみようと、宝瓶を使いました。
一回目は、三つの小さめの茶碗を使って冷まして70℃のお湯で淹れる。
二回目は、二つの小さめの茶碗を使って冷まして80℃のお湯で淹れる。
三回目は、一つの小さめの茶碗を使って冷まして90℃のお湯で淹れる。
四回目は、沸かしたての100℃のお湯で淹れる。
で、香味を確かめたところ、尻上がりに覆いがされていない露地の煎茶と思われるキリッとした美味しいお茶だと言うことがわかりました。
と書いたのですが、記事に書くのをやらず、時間が経ちました。
そうすると、上記の操作の記憶も少し怪しくなり、レポートするには情報不足。
という訳で、撮影をかねて、もう一度、上記の煎茶の味を確認する淹れ方を行いました。

一回目、70℃。抽出時間、約2分。覆いがされていないと思われる旨み成分が控えめな味。でも、渋みは全く感じない。

二回目、80℃。抽出時間、約1.5分。キリッとした渋みと香りが出てきました。旨みも、まだ感じます。

三回目、90℃。抽出時間、約1分。スッキリとした香りと適度に刺激的な渋みが良い感じ。

四回目、100℃。抽出時間、約2分。香りも渋みも良い感じ。でも、もう一煎淹れようとすると、出がらしの味になりそうだったので止めました。
こうやっていただくと、筋のいいお茶だったんだ、贅沢な香味を持つお茶だなぁということが分かりました。
ところで、僕はたいていの場合、上記の方法で、一旦どういう香味が対象の煎茶で出るか分かったら、自分の好みの香味が出そうな温度のお湯で、ザックリ淹れる方法に変えます。
なのですが、このお茶、ザックリ淹れる方法だと美味しく頂けなさそうということも、何となく分かったので、この後、どうしようかなと思いました。
最後に、天空ノ山茶に関するリンクを掲載します。
- 天空ノ山茶(80g入り)詳細な説明がされています。
- 「山茶」を商品化 三好ブランド構築委員会、山城の活性化を図る徳島新聞の記事です。商品化の背景などが記載されています。
おしまい。
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