おうちにある道具で、お抹茶をこしてみよう!

お抹茶(お薄、薄茶)をこす話を通して、専門の道具の利点や、おうちにある道具でお抹茶をこす操作について、ご紹介したいと思います。

まずは、写真を見てください。

お抹茶のふるい1。上が専用のお抹茶のふるい。下が同じ働きをする茶こしとスプーン。
お抹茶のふるい1。上が専用のお抹茶のふるい。下が同じ働きをする茶こしとスプーン。

上半分が専用のお抹茶のふるい。
下半分が茶こしとスプーンです。

大人数で行うお茶会の場合、たとえば一キログラムの大きなお抹茶の缶や袋から、写真より二回りほど大きい専用のふるいを使わないと、一度に大量のお抹茶を漉せません。

一人でいただく場合なら量が少ないので、比較的おうちにある道具でも出来るんです。茶こしとスプーンなら、おうちにおいてある家庭も多いと思います。

いきなり道具の違いから始めてしまったのですが、そもそもお抹茶をなんでふるうのでしょうか?

実は、お湯を注いだお抹茶を茶筅(ちゃせん)で振っても(泡立てても)、
ふるいをしないと玉(ダマ)になるからなんです!
玉になってると苦い塊を口にするので、美味しくないです。

理由が分かったので、ここは手間を惜しまず、ふるいをします。こんな感じで。

お抹茶のふるい2。茶こしとスプーンで抹茶をこしています。
お抹茶のふるい2。茶こしとスプーンで抹茶をこしています。

通常なら、お湯を注いで茶せんを振るところなのですけれど、ちょっと出来心で実験してみました。

グリーンティーのマネをしたくなって牛乳で割ってみました。

お抹茶のふるい3。こした抹茶にグラニュー糖を追加して、牛乳で割ってみました。
お抹茶のふるい3。こした抹茶にグラニュー糖を追加して、牛乳で割ってみました。

残念ながら玉になっちゃいました!

あたためたらマシになりましたが、それでも苦い塊を口にしたので、美味しくなかったです(苦笑)

販売されているグリーンティーのパッケージを見ると原材料が抹茶と砂糖とだけ書いてあったのですが、どうやらダマになりにくい工夫をされてるようです。

さて、牛乳で割って、玉になったから説得力があまりないのは分かっていながら言うと(笑)、
普通にお湯を注いで茶筅(ちゃせん)で振ったら、漉したお抹茶なら、まず玉(ダマ)になりません。
よかったら、茶こしとスプーンでやってみて下さい~

※ほかにもお茶の道具について知りたい方は、
 本サイトのカテゴリー:お茶の道具のタイトル一覧をご覧ください。

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