「やぶきた」タグアーカイブ

紅茶向きの品種があるんです!

一つのお茶の木から、緑茶も紅茶も半発酵茶(烏龍茶)も作ることができます。
あくまで作ることができる、であって、向き不向きはあるようで、品種は緑茶向き、紅茶向きと言われたりします。

今のところ、日本では半発酵茶が少ないからか、半発酵茶向きという記述は見かけたことがないです。

さて、日本の紅茶向き品種には、「べに○○」と付けられるそうです。
たぶん、「べにふうき」をご存じの方はいらっしゃるのではないかと思います。
「べにひかり」、「べにほまれ」、「べにたちわせ」、これらは紅茶向きと言われます。
というか、この三つは紅茶で加工された物しか飲んだことがないです。

日本で一番栽培されている品種の「やぶきた」は、緑茶でも紅茶でも飲んだことがあるんですけれど。

品種でなにが変わるかというと、味や香りが変わります!

日本で作られた紅茶、和紅茶とか国産紅茶という名前で見かけることが増えてきています。
緑茶より、品種の名前が書いてあることが多いように思います。
品種に注目して、入手したり飲んだりして味や香りを楽しむのも、お茶の楽しみ方の一つだと思います。
「わたしは、やっぱり△△(お好きな品種名で)が好みやわ〜」を頭の中とか、心の中で呟いてみてください〜

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それでは楽しくおいしいお茶ライフを〜
では、またー!

筆者のお店、大阪・玉造・空堀町「種ノ箱」のイベント予定

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4月もやりました!地元で気軽なお茶の勉強会、続けてます~♪

一ヶ月に一回やっている地元のお茶の勉強会。
ゆるっとした時間。

持ち寄ったお茶について、僕が解説したり、いれて飲んだり、お菓子も食べたりしてます。

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今回は、お水の違いを試してみようと言うことで、京都の一保堂茶舗さんの薫風で、水出しをしてみました。
浄水器のお水と酸化還元水。酸化還元水の方が少し渋みが強い感じ。
逆に、浄水器の方があまい感じでした。

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京都吉田山大茶会で入手した宮崎県五ヶ瀬町の宮崎茶房さんのティスティングセットから、在来の白茶。
在来って、種から育った茶の木なんですよ。
「たかちほ」とか「やまなみ」は品種茶といって枝分けして育ててて、DNAが同じなんですよって解説したり。
やぶきたが一番日本では多いんですよとも、言っておいて。

最後は、バンッ!

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日本で一番早い種子島産の新茶を飲んで。
二煎飲んで、茶殻食べれるよねっ!という話が出たので、出汁醤油を掛けて食べてみたり。

持ち寄ったお茶をみんなと一緒に頂くだけでいろいろお喋りができる、気軽でたのしいやり方だなぁと思います。

たぶん、それほど難しいコトじゃないと思うので、よければ試してみて下さい~

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探し物はなんですか♪ おいしさを探しに

「お茶を飲むのに、おいしい方がいいじゃん!」
と言われると、その通りかもしれないのだけれど、只それだけじゃつまらないと思う自分がいたりして…

さっき、遅い夜のご飯を食べました。
飲み物として用意したのが、青い香味が強めのやぶきた品種の紅茶。
僕は、青い香味を強く感じるのが苦手。

なのに…

お腹空いて早く食べたかったから、手間を惜しんで、朱泥焼の大きめの急須の湯通しをせず、茶葉を入れ、グツグツの熱湯を入れて、コジーなし。
数分経ってから、縦長のコップに、紅茶を注ぐ。
水色は濃いめ。
口を付けたら、青い ~_~;;(苦手だわ)

食べ物の準備ができたので、食べる。
食べた後に、飲んでも、青い…
けれど、少し苦手感が減ったような…

新聞を読んで、時間が経って、さっきより幾分冷めた紅茶を飲む。
青さが少なくなって飲みやすくなった!

という発見があった。

何が言いたいかというと、探そうとして発見したり、感じたいと思って食べ合わせを考えたりするから、楽しいとおいしいと面白いがあるんじゃないかと、そう思ったわけで。

いつも、こんなことを考えている訳じゃないけれど、茂木さんの記事(「お茶の魅力は“ゆらぐこと”」あたり)を読んで、偶々、上に書いた出来事があったので、書いてみました。

さて、読んでくれた方のどのくらいが「同じだ~!」と思ってくれるのか分からないけれど、葉っぱとお湯を準備するお茶の楽しみ方の一つだと思う。

冷たいペットボトルのお茶って、葉っぱの種類に比べて少ないし、葉っぱから準備した暖かいお茶に負けてるなぁ、変化が乏しいなぁと思う点なんだけど、お茶マニアの戯言なんだろうな。

とりあえず、おしまい。

では、また〜

02 - 1

日本茶と珈琲の品種雑感:単一品種と在来種

日本茶の品種というと、「やぶきた」が一番生産されていて最も有名です。
やぶきたは、煎茶の品種として香味がよく、病気にも強く、収量がいいです。

和紅茶で、よく見かける品種としては、やぶきた以外では「べにふうき」になると思います。

去年のクリスマス前に、月ヶ瀬健康茶園さんから秋の手摘み紅茶が送られてきました。(手摘みの記録はこちら)

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べにふうきと「在来種」。
お茶の木というのは、種を植えて育てると、種一つ一つが違う品種になります。
種から植えて、育てた植物を「実生」といい、お茶の在来種というのは実生です。

秋の手摘みイベントの後、縁があって月ヶ瀬健康茶園の岩田さんからお話を伺う機会がありました。

在来種というのは、株一つ一つが異なる特性。
(一つの特性だと病気に弱いけれど、株ごとに違うので)病気に強いと仰られていました。

と、これが頭にうっすら残っていて、最近ふとスリランカのことを思い出しました。
スリランカは、現在紅茶の生産国として有名ですが、元々コーヒー栽培が盛んでした。
でも、コーヒーの木の病気が流行って、コーヒーは絶滅し、代わって紅茶の栽培が盛んになった。
というのは、紅茶を勉強したときに覚えていたこと。

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おかしいなぁ。品種が一つでなければ、一つの病気で絶滅することはないはずだけど。
このときのコーヒーって、単一品種だったのかな?

WEB検索したところ、どうやらアラビカ種というものだったそうで、単一品種のようです。
かなりの長文ですが、スリランカの伝統農業の記事も見つけました。
品種に対する内容も豊富に記載されています。

話を日本に戻して、在来種や実生と記載されたお茶が売られていることがあります。
在来種や実生のお茶、言うなれば、その地域の土壌、気候、経済情勢などの条件で、生き残ってきた生え抜きの茶の木から製茶されたお茶になるんだろうなと。
在来種となると手にとって、買いたくなる理由を納得できた気がして、一人得した気分になりました。

2014年の年末に入手した月ヶ瀬健康茶園の在来種の萎凋茶は飲んだのですが、まだ自分が摘んだお茶の葉が幾分か入っているはずの在来種の紅茶は飲んでいません(^^;;
大事に頂きたいと思います。

おしまい。

Wakocha, please. 〜和紅茶、どうぞ〜

フェイスブックのノートに昔に書いた和紅茶の淹れ方をブログにアップします。
画像がなく、長文です。お時間のあるときに、宜しければ御覧ください。

はじめに

2012年8月に、静岡、梅ヶ島で和紅茶セミナーに参加しました。
和紅茶セミナーの一日目のメインは、梅ヶ島で和紅茶を作られている佐野さんの製茶工場で、紅茶の製造を実際にやってみて学ぶというものでした。
お茶の葉を手揉みしたり、香りを嗅いだり、乾燥の方法を見たり、設備の説明を聞いたり。
体験することで、どんな風にして紅茶が作られるかが見えてきます。
佐野さんは、紅茶を生産されて20年を越えるそうですが、工場の色んなところに工夫が隠されています。
お話を伺っていると、本当にお茶を大事に作られていることが伝わってきました。
2011年から2012年の改良点は、お茶の葉を発酵させる行程である委凋の方法を変更されそうです。

佐野さんが作られた和紅茶、2012年産の「山霧の香り」について、いろいろな淹れ方を試したので、ご紹介します。

美味しかった淹れ方もあれば、そうでなかったものもあります。
葉っぱが異なれば、また好みによっては美味しい場合があるかもしれません。
お茶の淹れ方のご紹介を目的に、試した内容を記載します。
この文章を読まれて、和紅茶を飲んでみたい、お茶したいと思って頂ければ幸いです。
なお、ティーハウスムジカのマスター、堀江敏樹さんの著書「ティープリーズ」に倣って画像は、一切使いません。想像力を働かせて補っていただけるとありがたいです。

茶の葉について

「山霧の香り」の香りは、袋を開けると、甘く濃厚で、軽く青みが隠れた感じ。
お茶の葉の形状は、茶殻になると葉の形がハッキリと分かるオレンジペコー(OP)です。
葉が大きいので、お湯の中で葉が開くまで、時間がかかります。
発酵は、外国産で最近流行りの浅い青いタイプではなく、完全に発酵しています。
パッケージには、ブレンドされていない単独品種で、品種はやぶきたと記載されていました。

淹れ方、暖かいお茶編〜蒸らす時間を変えて比較する〜

用意するもの。

お茶の葉、ポット、沸騰したお湯、茶こし、マグ、ミルクピッチャー。
比較して飲むため、ポット、茶こし、マグは二組用意しました。
マグがなければ、カップやコップを使います。
ミルクピッチャーがなければ、熱いものを入れても問題のない保温性のあるコップなどで代用してください。

淹れ方

沸騰したお湯をポットに入れます。
お湯が少なくなるので、水を足し、沸かします。
待っているうちに、ポットが暖まるので、お湯が沸く前に、ポットのお湯をカップとミルクピッチャーに注ぎます。
ポットのお湯が残っていたら捨てます。
ミルクピッチャーは、お湯を捨てた後に牛乳を注ぎます。
牛乳は、お茶が渋かったりエグくなったら、紅茶に注いでミルクティーにするためなので、ミルクピッチャーに注ぐ量は調節してください。

お茶の葉をポットに入れます。
ティーカップ3杯分、約400ccに対して、普段使っているティーメジャーで、お茶の葉を二杯入れました。後で計ると約3グラムでした。
五百円玉くらいの泡ができるくらいに沸騰した100℃のお湯をポットに注ぎます。
保温してお茶の成分が出やすくなるように、コジーをポットにかぶせます。
蒸らし時間を二通り試しました。

(a) 蒸らし時間、一杯目2分、二杯目5分、三杯目12分。
(b) 蒸らし時間、一杯目3分、二杯目5分、三杯目12分。

試飲結果は以下の通り。

カップ、1杯目。
(a)の場合、香りはあまりしない。水色は軽く青みがかって薄い。味もうすい。
(b)の場合、香りはこちらもあまりしない。水色は(a)と同様の印象であるが、やや濃い。
味は薄目だけれども、ほんのり甘く、2杯目以降の変化が期待できそう。

カップ、2杯目。
(a)の場合、甘い香りがする。味もしっかりした。水色は濃くなり、一般的な紅茶の色に近くなった。
(b)の場合、香りは(a)と同じ。水色は(a)と同様、違いは分からない。
味もしっかりし、なぜか(a)よりも豊かな甘さ、ほんのりした渋みも感じた。

カップ、3杯目。
(a)の場合、香りがしっかりした。水色もしっかりとしてる。飲んでみるとコクをかんじるくらい。
(b)の場合、香りは(a)と同じ。水色は(b)と同様。
こちらもコクを感じる。甘みを感じるけれども、何か物足りない感じ。

カップ、3杯目の残りにミルクをいれる。
(a)(b)の違いは、わからない。
ミルクにより、甘みが強調され、心地よい青みが感じるようになった。

全体の感想。

通常葉っぱの小さなBOPは、2-3分の蒸らし時間と言われます。
山霧の香りは葉っぱが大きいOPなので、長めに5分くらいから淹れ始めるのがよさそうです。
OPは葉っぱの開くのに時間がかかるので、ゆったり流れる時間を楽しめます。
3杯目、ミルクを入れることで、違った魅力が出てくるのが楽しいです。
ストレートで飲んだ3杯の全体の印象は、優しい感じ。
でもミルクティーにしてみると、甘さや青さが浮き上がってきて楽しくなりました。
OPなので、多めに葉っぱを入れたつもりでしたが、後で計ってみると
3グラムと少なかったです。やんわりした印象なのは葉っぱが少なかったのかも知れません。

再挑戦

蒸らす時間の比較をしたあと、葉っぱの量を増やして、飲んでみました。
4グラム、400ccで4分、9分、32分の蒸らし時間です。
カップ、1杯目。香りが少し感じられる程度。
カップ、2杯目。濃くなって、お茶のキャラクターをしっかり感じられるようになりました。
カップ、3杯目。香りがカップに注いでいるときから感じられます。
甘みもしっかり出たのですが、軽くえぐみも感じられるようになりました。
ミルクを注ぐと、えぐみが和らぎ、甘みも少ししまった感じ。
ミルクが入っているのに香りがシッカリしています。
飲んだ後の口の中の香りなどの余韻がいいです。
お茶請けに用意した丹波の黒豆のお菓子、しぼり豆(京都、宝泉堂)がより美味しくなりました。

山霧の香りは、ポットを使って時間をかけて淹れると、色々な変化が楽しめるので、贅沢なお茶だと思いました。

淹れ方、暖かいお茶編〜急須で淹れたり、煮出したり等〜

400mlぐらい入る大きめの朱泥焼の急須で、3gの葉っぱで淹れました。
予め急須をお湯で暖めて、茶葉を入れて、コジーをかぶせます。
急須の時は、カップやマグではなく、小さめの湯呑みに注ぎました。
横手持ちの急須を使ったのですが、持ち手が熱くなりました。
器が小さかったので、少しずつ5回くらいに分けて注ぎました。
注ぐ度に濃くなっていきます。
最後まで、渋すぎることなく、濃すぎることなく飲めました。
ミルクは用意していましたが使わずじまいでした。

煮出しをすると渋みがシッカリでるかと思って、沸騰したお湯に葉っぱを入れて、二分煮出してみました。
葉っぱは開ききっているにも関わらず、渋味はなし。
味も、比較的に単調でポットや急須で淹れたときのように、味の深みがありませんでした。

和紅茶セミナーが開かれた梅ヶ島の宿は、ペンション草木里でした。
草木里で使われている大きな急須、土瓶タイプで蓋の上に柄が竹などで編んであるものでした。このタイプの良いところは、保温性が高い。コジーや風呂敷などで、急須を保温しても、持ち手が熱くならない。
最後の一滴(ゴールデンドロップ)を淹れるのに、ポットや急須をひっくり返すくらい傾けますが、蓋を熱くなっていて押さえるのが大変な場合があります。
持ち手が熱くならないポットや急須というのは、いいです。
雰囲気の意味でも、草木里の場所にポットより、急須の方が似合ってました。

淹れ方、冷たいお茶編〜水出し、煮出しで冷茶〜

水出しから。

500mlのペットボトルに5gの茶葉を入れて、軽く振った後に冷蔵庫で12時間寝かせました。

葉っぱが開いて大きくなりました。
ペットボトルから注ぐときに、茶こしで濾したにも関わらず、あまりにも大きかったので蓋付近のしぼんでいるところで、茶葉が詰まって、茶こしに残った茶葉は少なかったです。葉っぱが大きいとこういうこともあるんですね。

香りシッカリ、ほんのりと感じる渋みが涼しさを運んでくれます。
お店で出して貰ったことのある国産紅茶の水出しでは、香りはしても味が物足りないと感じることが多かったのですが、山霧の香りでこの淹れ方だとシッカリと味まで楽しむことができました。
個人的には、もっと青みと渋みが効いてくれると、良い感じがしました。
それで平日に試したこともあり、残りを冷蔵庫に入れて、24時間、36時間寝かしたものを飲んでみたのですが、あまり違いを感じることはできませんでした。
12時間で充分抽出されてしまったようです。
利用する葉っぱの量を増やすか、お茶を注ぐときに葉っぱをかき回すか、葉っぱを絞るかをすれば、より好みの味になったのかも知れません。

煮出しで冷茶。

水出しの青い清々しい感じをもっと感じたい。
ということで、煮出せば、原理的には全部の味を出せるはずと目論んで勇んで沸騰したお湯で二分の煮出しをやってみたのですが、結果は惨敗でした。
煮出した直後に温かい状態で飲んでみると、甘い感じはするのですが、渋みなし、青みもどこかへ行ってしまいました。
これを冷やしたら、もしかしたら変わるかも、と常温近くまで放置してから、冷蔵庫で冷やしてみたものを12時間後に飲んでみました。
印象は変わらず。
山霧の香りではなく、杵築紅茶のべにさやか(ムジカだと「べにさやか」、佐賀の紅葉さんだと「さやか」)で、煮出して常温にして、氷を入れて、冷茶で飲んだら、香り味ともに良かったので、この方法でも美味しく入るお茶はあると思います。

淹れ方、冷たいお茶編〜氷出し煎茶のように淹れてみる〜

どうしても、山霧の香りで、もっと清々しさを感じたい!
日本茶カフェで氷出し煎茶を出してもらったときの方法を少しアレンジしました。
時間をかけて、香りや味の変化を楽しむ淹れ方です。
高さの三分の一が茶葉で埋まっている感じで、山霧の香りを思い切って、5gほど宝瓶に入れます。
大きさが500円玉くらいの泡が見えるくらいに沸騰した熱湯を準備します。
茶葉が浸るより少なめにお湯を注いで蓋をし、コジーで宝瓶を覆います。
宝瓶の蓋を開けて葉っぱが開いたかを確認して、氷を投入します。
氷が溶けてゆくので、氷の追加投入も適宜行います。
再度、コジーをして氷が融けるのを待ちます。

熱湯をコジーから濃厚な香りが溢れ出してきて、お茶を注いで飲むときの期待が膨らみます。
一煎目は、香り、しっかり。甘く、全く青みがありませんでした。
氷が残っているので、冷水を宝瓶に注いで、茶葉から味がでるまで待ってから二煎、三煎と飲んでいきます。
煎が進むにつれ、少しずつ青みが増して、清々しい感じがしました。
この熱湯を淹れてから、氷で冷水で煎を進める方法がなぜか一番青みというか清々しさを感じることができました。

実は冷茶は苦手だったんです。
と言うのも、普通に水出しや急冷の冷茶は、どうもお茶を淹れている感覚がしません。
ところがこの淹れ方だと、温かいお茶を淹れているのと変わらない手順なので、感覚としては「お茶淹れてるな〜」になるのです。
紅茶の向き不向きはあると思いますが、涼しげとか清々しい感じの紅茶なら、一度お試し下さい。
もしかしたら、似合うかも知れませんよ。

お茶請けと一緒編

やぶきた品種で作られた紅茶では、特有と言っていいほど青い香りが多かれ少なかれします。山霧の香りでも少し感じました。
実は、この青い香りを強く感じる紅茶が苦手なんです。以前、青い香りを和らげたくて色々淹れ方を試しました。やってみると、100℃のお湯より80℃に冷ましたお湯の方が青くならないことに気付きました。この方法で青く香る国産紅茶でも美味しく頂くことができるようになったのですが、今回の山霧の香りは少し感じるだけ。
私はお茶を頂くとき、ほとんどの場合にお茶請けと一緒に頂きます。山霧の香りを飲んではみたものの、似合うお茶請けが思い浮かばない。山霧の香り、単体で充分美味しいからお茶請けなくても楽しめるのですけれど、やっぱりお茶請けがほしい。
青い香り何かに似ている物があれば、似合うお茶請けを見つけるキッカケになるんじゃないかと、考えていました。
よく晴れた日でした。田んぼの横の道路を自転車で横切るときに、ふわっと風が吹いて青い香りがやってきました。やぶきた品種の紅茶と同じ香りです。
稲が穂を付ける直前、みどりの長い葉っぱが生い茂っていました。
これをヒントに、お米のご飯と一緒にやぶきた品種の紅茶を飲んでみれば、新しい発見があるのではと、何度か山霧の香りで色々な淹れ方と一緒にやってみました。
すると、ご飯の食事中に紅茶を頂くより、ご飯を食べ終わった後に温かい紅茶の濃いめを頂くと軽い渋みが口の中を洗い流すような感じで、良かったです。
栗餅(外が求肥で中が栗とあんこのお餅)と一緒に頂くと美味しかったのですが、栗餅が元々充分に美味しいので、お茶請けとして合っているかは判別できません。
お味噌屋さんが作成されたひじきの入ったみそマフィンとは合っていたのですが、入手が難しいと思います。
残念ながら入手がしやすく、似合うお茶請けは今のところ発見できていません。

さて、これでレポートは終わりです。
ここまで読んでいただき有り難うございました。
ティータイムを楽しんでいただければ幸いです。

和紅茶、どうぞ~おしまい~

お茶の名前…自分の場合

ブログのタイトルのとおり、お茶好きです。

お茶は、名前が付けられて売られています。
でも、初めから名前があるわけじゃありません。今回は、そのあたりをお茶の消費者のわたしが自分でブレンドした緑茶に対して、どんなふうなことを考えて、名前を決めたかについて書きたいと思います。

緑茶のブレンドは、京都の阪急河原町駅と烏丸駅の真ん中あたりに位置する福寿園京都本店、地下一階「京の茶蔵」で行いました。

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緑茶のブレンドをしてお茶を詰めてくれるお店、ここくらいしか知らないです。
京の茶蔵では、京都産の緑茶のブレンドが出来ます。

選んだお茶は、三種類。すべて和束町産。
玉露のうじひかり、かぶせ茶のやまかい、煎茶のさえみどり。
特色のある個性豊かな品種茶を使って、ブレンドしました。
旨みがあり、すっきりした上品な緑茶ができました。

ブレンドでうっすらと意識したのは、二点。

一点目は、クィーンオブブルーというワインボトルに入った特製水出し茶のイメージ。
高級感漂う雰囲気を持つお茶でボトルを置くだけで、存在感があります。
お茶を高級レストランで手軽に利用できるように…という発想から作られたらしい。
お茶は、葉っぱから淹れたい自分としては、物足りない。
洋風な雰囲気を持つリーフの緑茶ないのかな。

二点目は、クィーンオブブルーの前に、フェイスブックで見た静岡の日本茶屋さんの話題。
「珍しくて美味しいお茶ないの?」とお客さんから求められたことを書かれていました。
珍しいというのは、出会う機会が少なければいい。
日本のお茶の栽培の9割がやぶきたらしい。
やぶきた以外であれば珍しいし、やぶきたに似ていない味や香りのお茶なら条件に合うと思う。

京の茶蔵から、新しい緑茶が入ったとのハガキが来たのは、数ヶ月前。
年内に顔を出したかったのと、新しい緑茶は飲みたい。
カウンターは予約で埋まっていたので、はしっこの小さな丸いテーブル横の椅子で試飲をお願いしました。
はじめは、さえみどり。覆いをしたかぶせ茶のアミノ酸のような旨みとは異なるうまみ。
つぎは、やまかい。旨みがあるけれど、やまかい独特の渋み、香り、味は控えめ。
最後に、うじひかり。うじひかりが美味しくて気に入りました。

さえみどりとやまかいを飲んだ後、この両方を活かす配分は、半々がよいのかな?
うじひかりとブレンドするなら、6:2:2でどうだろう。
これで美味しかったらいいけれど。

ものは試し。
ブレンドの比率をスタッフさんに伝えて、試飲させて貰いました。
旨みがあり、上品。

スタッフさんは、「誰が飲んでも、おいしいお茶」との感想を一煎目を飲んでいってくれました。
その言葉で数年前に、初めて京の茶蔵で品種茶を試飲したときのことを思い出しました。
たくさんの品種をブレンドすると市販のお茶のように個性的ではないお茶になると。
個性的ではなくとも、美味しいお茶は飲みたいし、自分でブレンドしたお茶には愛着がでるもの。

自分の感想は、良いブレンドのお茶が出来たときでも頼りないです。
贔屓目で見てしまうから。
今回は、一緒に試飲につき合ってくれたスタッフさんの反応を見ながら、良さそうな感触を得ました。
100g単位の購入なので、玉露も入っていることから、お値段は高めだったけれど、詰めて貰うことにしました。

ブレンドしたお茶の感想を聞きたくて、贔屓の日本茶屋さんにお願いして、淹れて飲んで貰いました。
あるスタッフさんの感想は「玉露みたいだけど、すっきりしてる。」

お茶っぱの持ち込みメニューがある別の日本茶屋さんで頼んでみました。
淹れる直前に入店されたお客さんと店主、自分の三人で一緒に飲むことに。
もともと大黒さんのような丸顔の店主。
目尻が途中から斜め下に長くなって、おしゃべりも弾み、ニコニコ顔。

今回のお茶出来が良いことを確信しました。

名前を付けないでおいて、このお茶を淹れて、味や香りを楽しんで、飲んだ人に名前を貰おうかとも考えました。

名前を付けないでするアイデアは、京菓子の風習から。
昔、京菓子のお店では、お客さんの相談にのって、そのお家のお祝い事や記念日などにちなんで創作和菓子をさかんに作っていたそうです。
お店はお菓子の名前は付けず、お客のお家の方が、名前を付ける。
そういった風習を継続されるお家が少なくなって、京菓子屋さんが減ってきた。
それを何とかしたいということで、京都、和菓子の会が作られたそうな。

今回は、誰かのためにブレンドしたお茶ではないけれど、一年の最後にできたお茶。想い入れがある分、名前がないのは、不便です。

できれば、名前からどんなお茶か想像できる方がよい。
かぶせ茶(冠せ茶)のように淹れて、美味しい。
上品な。品種にうじひかりが入っているし。

それらを合わせて、「Brilliant Crown(ブリリアント・クラウン)」と名付けました。

価格的には、最上級のかぶせ茶の下ぐらいです。
もし、これを読んで興味が出たなら、良かったら飲んでみて下さい。
京の茶蔵で、「玉露・和束・うじひかり:6割、かぶせ茶・和束・やまかい:2割、煎茶・和束・さえみどり:2割」の配分と言えば試せるはずです。

長い、ながーい文章を読んでいただきありがとうございました。

今日は大晦日なので…

皆さん、今年も、大変お世話になり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
どうぞ良い年をお迎え下さい。

それでは、また…

村の玄関からお試しを!

暑かった夏が過ぎ、すごし易い秋になりました。

各地でイベントが開催されている中、京都府相楽郡和束町で開催された茶源郷まつり。南山城村のブースでお手伝いをさせていただきました。僕が出来ることと言えば、お茶を淹れることぐらいしかありません。
夏本番で村の高尾小フェスで、グラウンドに張られたテントの下で、ほぼ半日の間、炎天下の中、汗だくでお茶を提供した体験から学習し、今回は策を練りました。

茶源郷まつりは、時期が秋。グラウンドで開催されることから、少し肌寒いと想定して、暖かいお茶が好まれるだろう。
世界のお茶の試飲ができる前回はバター茶が出ていたとのこと。
ということは、対抗するような他がやらないアレンジティーで勝負したい。
あまり奇抜なお茶だと、取っつきにくくなるのは避けたい。
一般的に知られているお茶で、ほっこりポカポカしてほしい。
お茶単体だけで楽しむのは淋しいので、お茶請けとセットがいいな。

ということで用意したお茶は、京都南山城紅茶の2013年ファーストフラッシュやぶきたと童仙房山荘で提供されているほうじ茶。
アレンジティーを販売に。
村のおばちゃん達が作ったショウガシロップ入りのしょうが紅茶。
梅肉と少量の醤油と香り付けのショウガシロップ入りほうじ茶の梅醤番茶。
奇抜な方が梅醤番茶で、知名度があるのがしょうが紅茶。

お菓子は、村の小さなカフェfrontのケーキ二種類!
「イチジクのトルタ」.とクルミの入ったチョコレートケーキ「トルタカプレーゼ」。

おまつりが始まると、地元の方や遠方から来られた方、まさに老若男女の方々にウチのブースに寄っていただきました。
茶の木を育てている地域でもあることから、「南山城村で紅茶?へぇ~」と言う声から「テレビで見たよ」まで。
試飲で紅茶を飲んでいただいて、「おいしい。かおりがいいね」という嬉しい言葉も。
紅茶とほうじ茶を試飲で提供したので、両方が準備できているときは、どちらがいいか、よければ両方もOKと説明しました。

二日目は時折雨が降ってくる悪天候の中、傘を差して回られるお客様もいらっしゃるくらい。客足がほぼ途切れることはありませんでした。

たくさんの人にお茶を淹れて飲んで貰って、お茶の説明をしたり、村の紹介をしたりの連続。

うまくいったことも、そうでなかったこともある中で嬉しかったことを書くと…

小学校低学年くらいの男の子が試飲用の玉露茶碗を持って、試飲に来てくれました。
「紅茶とほうじ茶、どっちがいいですか?」
子供だと、紅茶の方に親しんでいると予想したのですが…
「ほうじ茶!」
との回答。(あれっ、外れた!)
「ほうじ茶、どうぞ」
温かい童仙房のほうじ茶を淹れてあげると、男の子は小さな両手で玉露茶碗を包むように飲んでくれました。
「おいしい!」
このイベントに参加して良かったと実感した瞬間でした。
「ありがとう」
ほうじ茶を飲み干すと、男の子は別のブースへ行ってしまいました。

イベントの時に見えるものは重要ですが、見えないけれど自分にとっては意味のあることがあります。
今回は、おいしいケーキをほぼ徹夜で準備してくれた村のカフェfrontさんに感謝!
お店のオリジナルTシャツを一日目に来ました(笑)
二日目は、前日の反省を踏まえて、よりよくなるように挑戦というか次につなげる練習というか「お試し」を繰り出すことにしました。それで、トライアルのTシャツを。

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frontは、村の玄関ともいうべき地区、大河原にお店があります。
なので、タイトルを「村の玄関からお試しを!」としました。
南山城村の魅力が少しでも伝われば、またお試しして貰えば、嬉しいです。

おしまい