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お茶の楽しみ方を発見する旅に出る「ちがえて学ぶ、ゆうたり茶の間」、はじめます

先日、地元の知り合いと始めたお茶の勉強会を終えました。
ひと月に一回、全部で12回。つまり一年間。

それぞれが持ち寄ったお茶を僕が解説をしながら、淹れてゆく会。

自分が用意するお茶だけではなくて、他人が持ってきてくれるお茶やお菓子。
それぞれ人の色が混ざり合って。ずっと、そんな感じで続けていきました。

一つやれば、新しい関心だったり、お伝えしたいことが出てきて。
12回やって、他にもできるネタはあったんだろうけれど、集まった人たちの関心の高い内容だけやっていったから、ある程度やり切った感があります。

終わってから、何度も振り返っていました。
何があったんだろう、どういうことがこれでやれて、次に何ができるんだろう?と。

そうやっていたら、見えてくる景色というか、ぼやけていた自分のやり方が輪郭を持ち始めました。
お茶に対して色んな実験というか、試みを行って、違いを見て、覚えていくという学び方で、お茶の楽しみ方を発見する旅をしたんだなと。

お茶の勉強会では、基本的に飲んで、どう感じますか?というそれぞれの感じ方を問うことから始めて、香味の解説をやっていくようにしました。

急須の素材の違いもやりました。飲む器の違いもやりました。もちろん、お茶の種類の違いも。

たくさんの違いを体験してもらうことで積み重なった経験が、勉強会に参加してもらった人のお茶ライフを楽しく、結果的に幸せな生活に結び付くといいなぁと思っています。

どれだけやっても、ネタが尽きなかったので、普通に講座というか勉強会というか寄合というか、そんな内容でできる自信を持てたので、種ノ箱で「ちがえて学ぶ、ゆうたり茶の間」をはじめます。

ちなみに、地元の知り合いと始めたお茶の勉強会の最終回は、和紅茶(国産紅茶、日本で栽培された茶の木から製造した紅茶)の飲みくらべを行いました。

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最終回は、ちょっと特別。いつものように、お菓子を持ってきていただいて、お茶が珍しく僕が用意したものだけで。
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ポットから一杯目の紅茶。
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ポットから2杯目の紅茶。色が濃くなっているので、お茶としても濃くなっているのがわかる。

正直に言って、和紅茶というものがこういうものです。というのが、非常に難しいです。
12回目にやって、なんとなくお見せできたんじゃないかというくらいに。

どのテーマの会から参加しても、来られた人に合わせて内容を変えてゆきます。
なので、一回として同じことにはならない。

一期一会なんでしょうか。それも、僕のやり方。

宜しければ、ご参加いただけると嬉しいです。

みつど、こいあわい、つよいよわい

濃淡と強弱と。

イベントとかで対面で直接お話しする場合とは違い、ブログではお茶の印象を強くしないように書いていました。でも自分で作ったサイトなので、たまには濃ゆく書いてみてもよいかな。

お味噌汁を作るのに、お味噌をたくさん入れれば濃くなって塩辛くなってしまいます。少なければ薄くなって、味がないなぁと思ったり。
ざっくり分析すると、塩の味を感じる口の中のセンサーがたくさん塩を感じるか、そうでないかによってます。

お茶の話に置き換えてみます。
お茶っ葉の量と抽出時間とお湯の量とお湯の温度で、濃淡が左右されます。

う~~ん、お味噌汁のお味噌よりお茶は、めっさ要素が多いですねぇ。
ここはばっさり、濃いか薄いかで考えてみます。

お茶が濃い場合は、含まれる成分がたくさんお茶の液体の中に溶けている状態。
濃ければ濃いほど、口の中のセンサーが成分をたくさん感じてる。

さて、ここで質問です。
「心地よく感じる濃さって、どういう状態って?」

大きな湯呑みで一度にたくさんの量を飲む場合と、
小さな湯呑みで少ない量をちびちび飲む場合と同じ濃さだったりしたら。

結論から書くと、たくさんの量を飲む場合を想定した濃さで、小さな湯呑みで飲んでも美味しくないです。
逆も同じで、少ない量をちびちび飲む場合を想定した濃さのを、大きな湯呑みで一度にたくさんの量を飲んでも、濃すぎて美味しくない。

器の大きさとお茶の濃淡の関係を書いてみました。

お茶の細かい濃ゆい話を書いてみたのですけれど、後味はどうでしたでしょうか(^-^;)

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写真は、同じお茶を小さな湯呑みと大きな湯呑みにそれぞれの大きさに似合う濃さでいれたもの。飲んでみて、どちらも美味しくはいったので自分としては嬉しい♪

わたくし宝(たから)の瓶(びん)と書いて、宝瓶(ほうひん)と申します

日本茶の代表的なお茶、煎茶をいれる場合に一般的に知られていない専門の急須を使います。

宝の瓶と書いて、宝瓶(ほうひん)と読みます。

よく知られている蓋の上にツルの付いた土瓶タイプの急須とは異なり、ツルがありません。

宝瓶の特徴を挙げてみると。

・少量のお湯を注ぐ
・上等な煎茶をいれるのに使う
・お茶を注ぐときに調整しやすい
・茶葉の広がりもしっかり見える
・蓋の口が広いので、茶殻も捨てやすく、洗いやすい
・お茶を注いでいる動作が、見た目で綺麗

上から見たイラストを含めて、こんな風に使います。
蓋をはずして、お茶っ葉をいれ、お湯を注ぎ、蓋をする。
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お茶を茶碗に注いでいる動作はこんな感じ。

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注いだ後のお茶っ葉が膨らんでいることが分かりますでしょうか。
膨らんだ状態を、お茶がひらくと専門用語で言ったりします。

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今日、日本茶のイベントに参加して、宝瓶が初めてという方に出会ったので、以前に撮っておいた写真を加工して、少し解説してみました。

昔、茶器があまりなく少しずつお茶の道具をそろえていきました。
茶器が増えてゆく楽しみがありました。

宝瓶を入手したときも、はじめは不器用で。
お店でどんな風に扱われていたかをまねて、本当に、ぎこちない動作でした。

それが、何度も使っている内に、スムーズに扱えるようになっていって。
こうなってくると、お茶をいれるのがすっごく楽しくなってくるんですよね。
お茶を飲むより、いれるのが楽しくなるという。

イベントで使われたお茶も買ったし、自分ちの宝瓶を使ったら、どう変わるかなぁ~と、やってみたくなりました。

おしまい。

なんと、勇者は経験値を5獲得した!

という感じで、お茶の経験値も見えたら楽できるのに。

漢字で、読めるけれど書けないってことありますよね?

同じ様に、お茶飲みの経験とお茶淹れの経験は違います。
お茶飲みの経験は、お茶を美味しく飲むための食べ物の組み合わせやシチュエーションでの使い方を知ること。
お茶淹れの経験は、どうやったら好みの風味をどういう茶器で、お湯の温度で、どんな時間で抽出するかを知ること。

どっちもできると上達は速いような気がします。

で、お茶を美味しく淹れるのにオススメなのは、「これ、いいなっ!!」というのをしばらく固定して淹れ続けること。
お茶っ葉の量や抽出時間を変えて、飲んでみて自分の好みを知る。
緑茶だったらお湯の温度も関わってきます。
続けていると、ここが美味しいポイント!というのが見つかるはず。

で、冒頭の経験値になるんですけれど、見えないんですよね…
経験値見えて、後どんくらいすれば、美味しく淹れられるレベルにアップできるか分かるといいのに。

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今日の写真は、約7年固定のド定番、実家の「いつもの」紅茶(ミルクティー)とあべのの嶋屋のおいもさん。
家族には、美味しいと言って飲んでもらいました(*^^*)

新しいお茶に出会うを考えてみる

新しいお茶に出会うことを飲むことだけに限れば、簡単に色んなお茶に出会うことが出来る。

身近なところでコンビニやスーパーに行けば、お茶が飲料として手頃な価格で容れ物に詰められて売られているから。

これらのお茶は、香りも味も工場で調整された状態。
実際に、同じ香味を茶葉から抽出しようとしても、実はかなり難しい。
というのも、多くの場合、香料や甘味料、酸化を防ぐ目的でビタミンCなどが加えられて調整されているから。

人が急須などで茶葉から抽出しようとした場合の香味の要因は、水、湯の温度、茶葉の種類、茶葉の量、抽出時間になる。フレーバーだったら果物等も。
で、細かいことを書くと、本当のところ、上記の要因が毎回どこかがちょっと違ってしまうから、全くの同じ香味になるわけではない。
だから、茶葉からだと毎回ある種、新しい出会いと言ってもいいのかも知れない。
同じ茶葉から多少違うだけなので、少し無理矢理、(・_・;)。

とはいえ、茶葉を使う限りは、香味に幅を持たせることが出来る。
そこが、茶葉から入れる楽しみの一つだと思っている。

ペットボトルのお茶は喉の渇きを癒し、急須のお茶は心を癒す、という言葉を聞いた。
人の関わりをどれだけ実感できるか、それがお茶の満足度にも出てくるのではないか、なんて考えたりしてる。

飲料でも、急須などの茶器から抽出しても、最終的には飲み物にしかならない、お茶。
飲むのが人間だから、選ばれる基準も、美味しい不味い以外に、なにか人間的な要因が有りそう…

と、ぐだぐだ取り留めもない事を書き留めてみました。

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まどろむような、風が吹き込むような。そんなティータイムだったのかな? 2012年9月1日、南山城村、Cafeねこぱん。

 

う〜ん♪飲み物の器の大きさと心地よさっ!

僕自身はお茶を淹れることに強く関心があります。
お茶が注がれる器の見た目も、気分に合わせて選ぶようにしてます。

同じ様な大きさのコップや湯飲みでも、色違いデザイン違いで気分が変わるから。

中学生ぐらいの時、夏にはガブガブ冷たい飲み物を飲むから、大きなマグを使ってました。たぶん、いままで生きてきた中で一番大きい。350ml位はあったのじゃないかと思います。

でも、今じゃそんな大きな器は、使わないし、そう言えばいつの間にか割ってしまって、実家にもなくなってしまったように思います。

どうせ飲むなら、心地よく飲みたい。
器の大きさ、今だったら、これくらい飲めるかな?
あれくらいでもいけるかな?

そんなことを考えて、器も、お茶の種類もチョイスして淹れるのは、生活のリズムがちょっと変わる時間に思えます。

というわけで、暑くなったし、夏向きの器を並べてみました。

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さてと

ど・れ・に・し・よ・う・か・な?

探訪!茶巡りクリッピング

昨日は、茶巡りをしてしまったようなので、駆け足でクリッピング。

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京都芸術センターで明倫茶会茶絲道(チャースールー)」に参加。

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拡大。初回、10:00。朝早かった。

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栞も凝ってます。糸が藍染。
香がたかれてて、鈴が鳴り、竹がデンと置いてあって、竹の子みたいな香りが面白い白茶を頂きました。小さなハープのような楽器の生演奏もあり。贅沢な設えでした。

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待合室の暖簾も藍染だったんだろうか?

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ひさびさの伊右衛門サロン京都。6月22日で7周年を迎えたそうです。おめでとうございます!

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せっかくなので、記念セット。おいしくいただきました。

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今回の目当ては、煎茶レモネード。
なんか、ペットボトルの新商品(朝のアイスティー)の元ネタになるんですよね…多分。

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やってきました。奥側のテーブルの白い丸痣は、熱い焙烙が置かれた跡でしょう。焙烙は、ここのバージョン

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記念セットの冷やしぜんざいと供に。
ぜんざいは、白玉と栗の甘露煮が入っていて、隠し味に焙じ茶が使われてました。おいしかった!

煎茶レモネードは飲んだ後の口で息をした後味に、煎茶がいるような。でもこれ、水出し煎茶かな…

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ちおん舎での朝日焼の作品展を見に。
松林佑典さんがバーナード・リーチの工房で作成した作品を中心に解説して貰いました。めっちゃ贅沢!お茶室も、光の取り入れ方が繊細で、器が映えて刺激的な時間でした。京都新聞の記事

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大阪に戻ってきて、とある場所で、茶室関連の書籍に視線が釘付け。

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最後は玉造の可笑的花で、正山小種のセット。
ラプサンスーチョンの松を燻した香りのしないもの。何というか、黒くないプーアル茶のラプサンスーチョン版みたいな印象でした。

おしまい。

湯のみの近さ遠さ、記憶がよみがえる糸口

「三人に上級煎茶を淹れて下さい」
日本茶インストラクターの二次試験の実技の課題は、コレでした。
自分が淹れやすい位置に湯のみを配置して、でも器同士が当たるくらいには近付けず。
それで、4分の実技の後、面接官の方に指摘されたのは、もっと器を近付けておいた方が淹れやすいですよ…
だったんですよね。

先日の玉露園の茶摘みでHさんに再会して、この時の指摘を思い出しました。
どうも「キン」とか「コトン」とか器が当たるときの音が苦手なんです。
なのに、面接の最後に茶器をテーブルに戻すとき、他のお茶を淹れるセットに、手が当たって「ガッシャ」って音がなって。
なんだか、気にしてても鳴るときはなるなぁ、と思いました。

そんなしょうもないコトも自分にとっては、えらく気になることで。

たぶん書かなきゃ、スッと忘れてしまう、うっすらとした出来事。
書き留めることで、ブログにつなぎ止めてみました。

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リラックスとテンション♪

「お茶を淹れるときの環境を楽しくしたい!」
と個人的に思ってよくやっているのは、音楽を流すこと。

で、今回は、ロックバンドのbloodthirsty butchersのアルバム「荒野ニオケル」を掛けながら、やってみました。
普段はthe pillowsが圧倒的に多いのですが、新鮮さが欲しくて。
このアルバムは、なんというか圧力があります。
夜なので、iPod touchに付いてきたイヤホン「Apple EarPods」も初めて使ってみました。

これ聞いていると、何となく気分はノイジー。
器も、あれこれ、普段とは違う組み合わせを試そう。
お茶も初めて淹れるものにしよう。
お茶請けも、緑茶に合わせないだろう、チョイ変な選択。

お茶の量は、いつもはムジカのティーメジャーでやるところを、京都市内の日本茶屋さんで見つけた茶壺の形の匙を用意する。
袋から一旦、お茶を別の入れ物に移す。
そこから、お茶を急須に目分量で入れる。

湯飲みは、三つ用意したから、3回、湯冷ましして、一煎目を淹れる。
二煎目は、2回、湯冷まし。
三煎目は、1回、湯冷まし。

ということをやって、こんな感じ。
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お茶は、中村藤吉本店の煎茶「藤吉」。
名前から、看板商品と思われます。
京都府相楽郡南山城村の童仙房のお茶と書いてあり、何度も行ってる地区だから親近感が沸いて、購入したんです。

お茶請けは、二種類。
前回のお茶の歴史講座で寄ったマルサワ(澤井醤油)さんのラスク。
大阪のデーツ専門店PALMYRA(パルミラ)のハグム(ナッツミックス)。

さて、やってみての感想。
僕のお茶のイメージは、リラックスよりテンション高めなことが多いような気がしました。

明日は、宇治です。お茶の歴史講座に参加します。
前振りという事で。

おしまい。