筆者は大阪に住んでいます。朝晩、随分冷え込むようになりました。
こんなときは両手で覆うようにマグを持って、ふぅふぅしながら飲むチャイが恋しい。
今回は、チャイについて書きます。
日本でチャイというと、牛乳の入ったしっかり煮出された紅茶で大抵はスパイス入り、というイメージだと思います。堂島ムジカでは、シチュードティーと言っていました。
作り方は、茶葉を少ないお湯で煮出して、濃い紅茶を作ります。
その後に牛乳を入れて、スパイスを入れて煮出す。
牛乳の脂肪分が茶葉を囲んでしまうと紅茶成分が染み出しにくいので、お湯で先に煮出す場合が多いです。
でも今回のチャイは、スパイスなし牛乳だけで煮出しました。
牛乳だけのチャイの作り方
使った茶葉は、ムジカのケニア紅茶「アフリカン・ジョイ」。
コロコロと小さく丸まった形状のCTCです。
この茶葉だと牛乳だけでも、香りも味もでます。
他のアッサムなどのCTCでは、うまく行きませんでした。
牛乳だけの場合、沸騰して鍋からあふれやすいので、しっかり見て作業します。
牛乳260mlとアフリカン・ジョイ8gを用意します。
- 手鍋に牛乳をいれます。
- 火を付けて、強火にします。
- 少し温まったら、茶葉8gを入れます。
- 鍋の底に牛乳の膜ができやすいので、柄の長いスプーンで、鍋の底を廻すようにゆっくりかき混ぜます。
柄が長くないと熱くて、作業できません。また、かき混ぜるのを省くと、牛乳が沸騰するタイミングを見失いやすいので、注意。
- スプーンでかき混ぜることを止めず、細かい泡が出てきて、少し膨らんだくらいで鍋を持って、一旦火から離します。
- 鍋の泡が少し落ち着いたら、再度火にかけます。細かい泡が膨らんだくらいで火を止めます。
ちゃんと見ていないと、ふいてしまうので、要注意! - 茶こしで、濾してマグにチャイを入れます。
- 砂糖を少し多めに入れて、かき混ぜて、できあがりです。

折角なので、ちょっと、おまけで遊んでみました。

鈴カステラを、むりやり桃にみたてています。
左から、桃(桃にみたててます、実際は鈴カステラ)、チャイが入ったクリ(という器)、柿。
(鈴カステラとチャイの組み合わせ、メチャあって美味しかったです!)
クリというのは、インドで使われる素焼きの小さな器。
飲んだら、地面に捨てて踏みつけて割ってしまって、土に返すんだそうです。
カースト制度で、クリを作る専門の階級があるとのこと。
(ムジカのマスター堀江敏樹さんの本「カルカッタのチャイ屋さん」の「チャイにはクリがよく似合う」より)
まとめ
寒い季節、チャイを作って、ふぅふぅして飲むのは、いかがでしょうか。
良いところばかり書くのはマズイと思うので、面倒だと思う点も書きます。
実は、牛乳だけだと手鍋の汚れが付きやすいんです。
美味しいけれど、ちょっと手間だなぁと正直思ったりします。
おしまい
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