秋の手摘み紅茶(月ヶ瀬健康茶園)

春から初夏の新茶の時期に茶摘みイベントが各地で開催されています。
新茶の時期より少ないのですが、実は秋にもイベントはあります。
奈良市の月ヶ瀬健康茶園の手摘みイベントに参加してきました。

月ヶ瀬健康茶園は、国産紅茶では有名な茶農家さんです。
紅茶は、いくつか購入して飲んだことがあったのですが、茶畑に伺うのは初めて。

どんなイベントかについては初めてで殆ど分からず、案内に記載された持ち物を確認して参加しました。
基本的に長袖、長ズボンであれば、問題なかったです。

午前に一カ所、昼食後にもう一カ所の計二カ所で、茶摘みを行いました。

午前の部、茶畑に到着して、イベントのスケジュールなどの説明があり、「さぁ、摘むぞ~」と意気込んでいたら、「手を洗いましょう!」とのアナウンスが…

茶畑に移動する前に、旧月ヶ瀬村時代に建てられた大理石をつかった御手洗いで手を洗ったのに、なんで…?

奈良の月ヶ瀬では、春日大社に奉納する緑茶を生産されているそうです。
茶摘みをする前に、柄杓で水をすくって、手を洗います。
緑茶の葉っぱが敷き詰められた箱に、濡れた手を入れて、擦り込むようにして、手を清めるとのこと。

今回のイベントでは紅茶の為に茶摘みをするので、製茶後の乾燥した紅茶の葉っぱで手を清めました!

茶摘みイベントには、これまでいくつも参加しましたが、乾燥した葉っぱで手を清めるのは、初めてでした。
葉っぱの中に手を突っ込んだときは、モソモソして、ちょっと変な手触り。
手を顔に近づけると水分を吸ったためか紅茶の香りがしてきて、面白い!

乾燥した葉っぱが水分を吸収するので、石鹸で手を洗うような仕草を続けていると、手に付いた紅茶が剥がれいきます。
最後には手から葉っぱが全部なくなり、きれいになりました。
手に付いた葉っぱはなくなっても、紅茶の香りが手に残っていました。

午前の部で摘んだのは、紅茶品種の「べにふうき」。
摘み方は、一芯二葉。大きさは、比較的小さな感じ。
摘んだ葉っぱは、風通しの良いカゴやザルに溜めます。
カゴの底が埋まるくらいまで摘んだ後、顔を近づけると萎凋(酸化)が始まっていて、華のような良い香りがしました。

全体で摘んだ葉っぱが2キロ以上あれば、小さな機械で製造できるとのこと。
計量すると、4キロを越えていたので、条件クリア。良かった!

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移動して、比較的山の上の方で昼御飯。
写真は、昼御飯を食べたところから見た風景。

奥に緑の山があり、手前に幼木の茶の木。
秋空の薄雲が所々で日差しはあったけれど、涼しい風が吹いて気持ちが良かったです。

午後の茶摘みは、実生の在来種でした。
実生というのは、種から育ったという意味です。

日本のほとんどのお茶は、品種茶。
品種茶は、種からではなく育った茶の木の枝を取り、枝を地面に挿し木して、同じ遺伝子を持つお茶の木を増やします。
葉っぱの形や芽の出る時期など、特性が同じ茶の木が出来ます。

一方、種から育った茶の木は、種一つ一つが異なる遺伝子を持ちます。
つまり、違う特徴を持っています。
通路がほとんど見えなくなる程に生い茂った茶畑。
目の前の株の葉っぱの形は、ほっそり長め。でも、お隣は横に膨らんだ感じ。そのお隣は少し丸まったの。
株ごとに違うのがはっきり分かり、全体的に葉っぱも大きめだったので、見た目で楽しくなりました。

午後はザルに葉っぱを溜めていたのですが、確か3杯分摘んだと思います。たぶん、見た目には午前の1.5倍くらいに見える。

時間がきて、午後も計量したら、午前よりほんの少し重い。
見た目が大きいので、在来種の方が断然重いと思っていただけに、意外な感じでした。

イベントは、茶摘みで終了。
午前に摘んだ葉っぱだけを使って一つ、午後に摘んだ葉っぱだけを使ってもう一つを、紅茶に製茶して郵送で届けてくれるとのこと。

あのとき、みんなで摘んだ葉っぱが紅茶になると、どうなるのか?
届くのが楽しみです。



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