先日、「お茶の歴史講座」の写真(新しくウィンドウまたはタブが開きます)をアップしました。
アップした本人の想いとは別に、人気が高く、多くの方に御覧頂きました。
お菓子がたくさんで、「歴史講座って、何をやっているんだろう?」と思われる方も、いらっしゃる様な気がいたしました。
そこで、「お茶の歴史講座」をご紹介させていただきたいと思います。
先生のご紹介と講座の流れ
先生は、「橋本素子」先生。大学で講師を勤められている研究者です。
専門は「日本の中世の喫茶文化史」。
講座の基本は、日本のお茶の歴史について、一つのテーマを約2時間かけて学びます。
大学の講義形式に似ていますが、違うところがあります。
だいたいの流れは、こんな感じ。
- テーマの説明
- 前回の復習(シリーズの場合)
- 講義(前半)
- お茶の時間、その1。質問や感想タイム。
- 講義(後半)
- お茶の時間、その2。質問や感想タイムに加えて、次回の案内。
注目すべきは、このお茶の時間のお菓子が「凝っている」ことでしょう。
講義のテーマに沿ったり、季節にちなんだお菓子が出たりします。
「水無月」しかり、「お火焚き饅頭」(新しくウィンドウまたはタブが開きます)しかり。
先生のお住まいが歴史のある京都市内で、かつ歴史の研究者だけということではないのでしょうが…
ん?
たぶん、元々「すいーつ・らばー」(甘い物好き)なんだと思います。
で、類は友を呼ぶ?
以前からそうですが、講座の受講生が差し入れを持ってこられることが多いです。
その結果、バラエティーに富んだお茶の時間と相成ります。
(お茶の言及をほとんどしていませんが、お茶も、美味しくかつ結構面白いのが出ます)
講座の効果
資料に基づき、お茶の歴史を勉強します。
最新の研究成果が取り入れられるので以前と同じテーマであっても、内容が更新されます。
当時の風習を学び、今とココが違うといった話があったり。
今飲まれているお茶と当時のお茶は、ココが違うという話があったり。
歴史の積み重ねを感じることが出来ます。
また、お茶の歴史を生産・流通・消費に跨って話をしてくださります。
お茶に限らず、飲食関連の生産、流通、消費のお仕事をされている方は、身近な内容として講座を受講できるのではないでしょうか。
お茶の時間があるので、受講した内容について、すぐに質問ができます。
ただ質問するだけではなく、講座の参加者同士で情報交換に発展することが多いです。
先日受講した状況を振り返ると、いい雰囲気の中で相互作用が生まれているところがすごいです。
たぶん「お茶の歴史講座」を長く続けている効果なんだと思います。
お茶の歴史講座の私的な「歴史」のまとめ
橋本素子先生の「お茶の歴史講座」は、大阪市営地下鉄、蒲生四丁目駅近くの袋布向春園本店で、2009年9月(だったはず)に始まりました。
当初、3,4回で終わると伺っていたのが、「さらっ」と「来月もあります!」宣言があり、結局2年くらいのシリーズになりました。
その後、1年ぐらいは、単発で蒲生四丁目のマンションの一回の広めの会議スペースで。
2013年3月からは、京都市営地下鉄、烏丸御池駅近くのウィングス京都に会場を移して、月一回の2年シリーズ(全部で24回分!!)が始まりました。
2014年11月26日現在、第二十一回が終了しました。
まとめ
さらっと紹介のつもりが、結構なボリュームになってしまいました。
歴史って続いているから、「お茶の歴史講座」の紹介も、膨らむのは仕方ないのかな…
タイトルに音譜を表す「♪」を入れました。
素子先生は、大の「サザンオールスターズ」のファン。
音を楽しむで、音楽なのかな。
先生ご自身が一番楽しそうに、講座を続けてくださっているのが印象的です。
加えて言うなら京都教室では、事務局のNexteaの井上典子さんとのコンビも面白いです。
京都教室だけではなく、鎌倉教室が二月(ふたつき)に一度あります。
新たに名古屋教室が予定されているそうです。
ご興味、ご関心のある方は、フェイスブックページのお茶の歴史講座で最新情報を確認してください。
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日本茶、紅茶、まなび合いの茶の間
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