実は、地元で気軽なお茶の勉強会を続けてます。

少人数で、固定メンバーがあるものの、都合が付けば新しい方も参加されます。
先日で、5回目か6回目になりました。

毎回、ゆるくテーマはあるものの、基本的にその場でやりたくなったことをします。

質問があれば、その都度答えたり、
お試しでやってみたいことがあればやったり、
準備が必要なものは、次回まわしにしたり。

この勉強会の一番最初のお茶は、参加された方が持ってこられた炭火焙煎の番茶でした。
炭火焙煎が珍しい点、番茶がどういうお茶かを解説。
乾燥したお茶っ葉を広げて形状も見せて説明…とそんな感じで、
どのお茶についても参加された方の興味の範囲に収まる程度の説明をしてます。

前回は、お抹茶(お薄)と他2種類くらいだったと思います。
時間が経つと記憶が曖昧になるので、記録に残そうと、今回は写真を撮りました。

今回使ったお茶は、この三種類。

IMG_8994.JPG

最初に、左の深蒸し煎茶。
材質の違いを体感して貰おうと思い、萬古焼と釉薬が塗られた一般的な土瓶タイプの急須で、同じお茶を飲み比べました。
その結果、萬古焼の方が、渋みが抑えられて、美味しかったです。
二煎目までいただきました。

次に、お菓子として熟成バナナが出て。
そうすると、お菓子の組み合わせからは紅茶がいいな…
ということで、ティーバッグの話も出来ると踏んでアールグレイの一種、トワイニングのレディグレイに。
飲んでみて分かったのですが、ティーバッグはカップの上と下で濃度が変わってしまうんですね。
最初、カップの上の方を飲んでいたら、香料やレモンなどの香りはするのだけれども、紅茶の味がほとんどしない。
飲み進めていると、だんだんと紅茶の味がしてきて。
そう言えば、ティーバッグのパッケージにひも付きのティーバッグを回すように書いてあるのを見かけました。
要は、混ぜないと濃さがカップの上と下で変わっちゃうんですね…

次は。
参加された方が、前回話題に出た阿波ばん茶をもってこらえたので、作り方をたっぷりお話しました。
なんといっても、現地で体験してる強みです。
徳島県の上勝町で見た、茶の木から緑の茶の枝をはぎ取って、ゴミとり、釜の茹で、舟形の揉み機での揉み、桶に入れてのぴっちり空気を除く漬け込み、棕櫚(だったはず…)と蓋で蓋をして、煮汁を注ぐ。
乾燥は天日干しで、筵に葉っぱ一枚一枚を広げて、ひっくり返してを3日連続でして。
ホント熱を込めて話してしまいまいました。

結構、バラエティーに富んだ勉強会だと思います。
参加された方とお話して、内容を決めていく勉強会はスリリングで面白い♪

まぁ、ネタ切れしないように僕も勉強続けなきゃって、改めて思いました。

では、また〜

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