お茶好きさん、いろんなスキのタイプがあると思います。
器がスキとか、ほっこりする時間がいい!とか、ダージリンは茶園ごとに特徴違うよねとか…
皆さんの緑茶のイメージは、どういうものでしょうか。
- 色だと、緑色/黄金色/透き通っている
- 味だと、すっきり/旨味がある/旨味と渋味のバランスが良い/すっと喉に引っ掛かりがなく飲める
- 香りだと、香ばしい/爽やか/飲んだ後に花のような香りがする
- トータルで、じんわり落ち着く/気分がリフレッシュされる/清々しい気分になる
などなど。
筆者はいろんなお茶を飲みたい人なので、たくさんの種類のお茶を持っています。
それぞれで飲みたい時が違うんです!
味に注目した時、無性に緑茶、それもあまい煎茶が飲みたいときがあるんです。
どういうときかというと、
疲れているとき、気分を落ち着けたい、リラックスしたいとき。
こういう時に、あまい煎茶をいただくとメッチャええなぁと思います。
なんでかな〜?の理由を探るべく、まずはお茶っ葉の元になる「お茶の木」に注目してみした。
季節は冬から春へ。
寒い日々が過ぎて温かくなり始めると、茶の木の枝の先に明るい緑色の新しい芽が出てきます。
芽が大きくなりきる前に、適切なタイミングで覆いをして日陰をつくると、うまみ成分のアミノ酸の一種「テアニン」を多く含むお茶っ葉(生葉)を栽培できます。
(見て学ぶ、覆いの作り方→よしずの作り方~玉露や抹茶に使う伝統的な高級日本茶の覆い~)
テアニンを多く含む生葉を集めて製茶した緑茶(濃い緑色の乾燥したお茶っ葉)には、テアニンが多く含まれます。
研究結果から、テアニンは摂取するとリラックスする効果があるんだそうです。
一息つきたいときに上等なあまい煎茶を飲みたくなるのは、テアニンを多く含むからなのかも。
お茶の木に含まれる成分だけじゃなくて、ウェルビーイング(幸福に関する学術的な研究)の勉強で学んだんですが、人間というのは面白いというか不思議ですよね。
既に経験した心地よい体験を思い出すと幸せな気持ちになるそうです。
ほっと一息のお茶の時間を積み重ねているから、心地よいお茶の時間を思い出して、あまい煎茶を飲みたくなるのかな。
(ウェルビーイングの勉強をきっかけに書いた投稿↓)
Instagram(種ノ箱)
お茶っ葉の成分、心地よいお茶の体験以外で、お茶の淹れ方に注目してみます。
淹れ方次第で、お茶っ葉から出てくる味や香りが変わるんです。学術的に研究もされているそう。
日本茶インストラクター協会の会報、「茶論」No.63の「お茶屋さんのための水出し緑茶ネタ本より」に書いてありました
(関連論文は水出し緑茶の機能性、JATAFFジャーナル2018年 Vol.6 No.10【特 集】最新の茶に関する研究成果のようです。)。
どういう内容かざっくり書くと、お湯と水出しで抽出されるお茶の成分が違うんです!
つまり、同じお茶でも水の温度が違うと、印象の違うお茶を作る(淹れる)ことができるということ。
お茶を淹れる場合に水の温度の違いを意識すると、お茶っ葉の使い方が上手になるかも。
緑茶を丁寧に淹れてみたくなった方は、宝瓶(ほうひん)を使ってみるとより楽しくなるかもしれません。使い方紹介↓
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
あまい煎茶が飲みたいのなんでかな〜を思いつく範囲で書き出してみました。
どれか一つでも、そやな〜というのがあったら嬉しいです。
それでは、たのしいお茶ライフをー
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- 旨みの多いお茶の話。→玉露や抹茶とは、なんぞや?(日本茶も説明してます!)
- すっきりしたお茶もあるよね。飲み比べると、他にもいろいろと気づくことが多いです。→新茶飲みくらべ ワークショップ
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