新茶の季節です~地域と品種の遅速~

皆さん、もう新茶は飲まれましたか~?

お茶の摘み取り、始まっている地域もあれば、これからのところもあります!
日本列島の暖かい地域から茶摘みが始まるので、基本的に桜と同じように南から北に移っていきます。

筆者が入手した新茶は、鹿児島県の種子島産で、品種は松寿。
品種の特徴を知りたくなって、登録品種データベースを見てみました。
結果はこちら

「くりたわせ」という品種の枝変わりとのこと。
気になって、「くりたわせ」をウェブ検索してみると、記念碑があって、種子島で栗田さんという方が選抜されたとのこと。

松寿という品種、あんまり関西で栽培されているの聞かないなぁと思ったら、くりたわせが種子島で選抜されて、その枝変わりだからという理由かもしれません。

さて、「くりたわせ」を漢字で書くと「栗田早生」。

標準的な品種より、早く収穫時期を迎える品種を「早生(わせ)」といいます。
遅い場合は「晩生(おくて)」。(Wikipediaの早晩性を参照しました)

「くりたわせ」は名前からわかるように、早生品種。

場所によって、農家さんによって、複数の品種を育てている場合があります。

その一つの理由として、製茶工場の加工能力には限界があるので、越さないように。
同じ地域でも日当たりによって、お茶の葉っぱの収穫時期が違うそうです。
それでも、品種が同じだと、収穫時期が被ってしまうことも。
なので、避けるには、収穫時期が異なるように品種を変えるそうな。

あ、もしかしたら、松壽が新茶一番乗りなのも、早生品種だからより早くなるのかな。

和菓子教室のお土産と、新茶の種子島産の松寿。春ですね~

京都の宇治茶の主要生産地の和束町で、新茶の摘み取りが始まったそうです。

まだまだ、新茶いろんな地域のお茶出てくると思います。
場所が違えば、香りもお味も違います。
機会があったら、ぜひいろんな新茶を楽しんでみてくださいー

では、またっ

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