いろいろある普段使いの急須の選び方

いろんな普段使いの急須たち

そんなに高くなく、使っているうちに壊れてしまっても、もう一度購入しやすい。
そういう使い勝手の良い普段使いの急須について書こう書こうと思って、なかなか書けず…

だったら書き始めたら、なんとかなるかも…

というわけで、どんなことを考えていたのかを書いてみます。

普段使いの急須選びの参考にどうぞ。
ターゲットのお茶は、緑茶をメインとする日本茶です。

使っている急須たち(使っていた急須を含む)

自分で最初に買ったのは、ハリオのガラス急須の後ろ手持ち

ハリオ アジアン急須 丸型 QSM-1

新品価格
¥1,522から
(2014/11/10 09:48時点)

紅茶はティーマグかポットで淹れていて、コレ↑は、紅茶以外の緑茶などを淹れようとして、購入。

  • 見た目がきれいで、お茶っ葉が開いていくのが眺められる。
  • ガラスだから、香りも付きにくい。
  • でも、器が熱い方がおいしく入る紅茶では使うことは少なかった。

過去形なのはある時、ブラシを注ぎ口を入れていてしっかり洗おうと力を入れたら、ボキッ!
注ぎ口が折れてしまって、使えなくなっちゃいました(涙)

同じ物を買っても良かったのだけど、せっかくなら違う形のガラスポットを使ってみたくなって、今はありません。

今あるのは、これ↓です。

縦長のガラスポット。うちでは、二代目のガラスタイプ。
縦長のガラスポット。うちでは、二代目のガラスタイプ。

一番よく使うのは、右手用の横手持ちの朱泥の急須

横手持ちの朱泥の急須(大)
右手用の横手持ちの朱泥の急須(大)

京都府南山城村のイベントでの頂き物。めちゃ重宝してる。

  • 筆者はお茶をガブガブ飲む方なので、マグに一杯分がちょうどいい。
  • 主に浅蒸し煎茶やほうじ茶で使ってる。
  • 深蒸しの場合は、油断すると長く待ってしまい、美味しく入るタイミングがずれる。
  • 基本的に緑茶を入れるのに淹れやすい。
  • 使うにつれて、急須の内部に茶渋が付いてきたけれど、それもなんかいい感じ。

 右手用の横手持ちの朱泥の急須のちっちゃい版も持ってる。

右手用の横手持ちの朱泥の急須(小)。一つ上の急須(大)より一回り小さい。
右手用の横手持ちの朱泥の急須(小)。一つ上の急須(大)より一回り小さい。
  • 普通の湯飲み、一杯分くらい。
  • 小さくなった分、蓋を取った後の口径が小さいので、ちょっと洗いづらい。
  • 基本は急須(大)と同じ。
  • 少な目に飲みたいときに使っている。

宝瓶(ほうひん)は、たまに上等な煎茶や玉露を淹れるのに使うことが多い。

白い宝瓶(ほうひん)
白い宝瓶(ほうひん)
  • 蓋を取った後の口径が大きいので、氷だしするときは宝瓶をよく使う。
  • 後ろ手や横手の急須と手や腕の動かし方が違うので、久々に宝瓶を使うときは体の動かし方がぎこちない。
  • 使用頻度が、ティーマグ、ポット、横手持ちの急須、宝瓶の順番なのが影響してそう。

実家だと土瓶型の蓋の上にツルのある急須を使う。
一人分の小さいのと、それの4倍ほどの容量の。

土瓶タイプの急須(小)。写真の下にあるのはステンレスの茶こし。
土瓶タイプの急須(小)。写真の下にあるのはステンレスの茶こし。
  • これで、上等な煎茶や普通の煎茶、ほうじ茶も玄米茶も、時には深蒸し煎茶も淹れる。
  • 中の陶器の丸い網の穴が比較的大きく茶葉がでてくるので、別途茶こしを使うことが多い。
  • たまに茎茶を淹れるときは、茶柱をみたいから茶こしを使わないこともある。

写真を撮って気が付いたこと

横手持ちの急須は、取っ手を軸に反時計回りにひねる右手用と、時計回りにひねる左手用があります。
筆者は右利きなので、右手用を使っています。
左手用の急須は、日本茶専門店だとあるかもしれないけれど、なかなか置いているところは少ないかも。

後ろ手の急須と宝瓶と土瓶タイプは、右手用、左手用の違いがないので、右利きと左利きの人が同居して急須を使う場合は、横手持ちよりこちらの方がいいかも知れません。

たぶん日本茶専門店などでしか見かけることの少ない取っ手のない急須、宝瓶(ほうひん)。
使い方を知りたい方は、わたくし宝(たから)の瓶(びん)と書いて、宝瓶(ほうひん)と申しますをご覧ください。
宝瓶の比較記事は、[最終回]宝瓶紹介、まとめになります。

ブログの投稿に書こうとして困ったこと

初めて急須を手に入れる人を想定して、どれを買うといいとか、オススメはコレ!とか、書こうとしたのですが…

書いてるうちにうすうす気づいていたのですが、イベント参加賞のお土産で貰ったり、実家に元からあったとかで、普段使いの急須をほとんど自分で買っていないんです。
たまたま手元にきたからとか元からあったから使っているだけで、積極的に選んだ訳じゃない。
だから、初めて急須を手に入れようとしている人に対して、「購入時の選択」については結局書けずじまいでした。。

筆者の普段使いの急須経験が、たまたまなのかも知れないのですが。

最後に

とても紅茶が好きなお知り合いから伺った話を紹介します。

その方は結婚などのお祝いにポットを贈られていたそうです。
贈った人に後で聞いたら、貰ったポットを使っていない。
「なんで?」と尋ねたら、「高そうで使うのに躊躇して。。」

それから、グレードを下げて、普段使ってもよいなと思える少し安めのポットを贈られるように変えられたそう。

たぶんこの話のポイントとしては、はじめは余り高いのは買わない方がよいということかと思います。
使い始める時のハードルを上げちゃうので。
使っているうちに欠けたり割れたりは使っているからこそ。

筆者が使っている普段使いの急須を御紹介しました。
使ってみたい急須は見つかりましたでしょうか。
どんな日本茶を飲みたいか?で、使う急須は異なります。
この投稿が急須を選ぶ参考になったなら、うれしいです(^^)

※ほかにもお茶の道具について知りたい方は、
 本サイトのカテゴリー:お茶の道具のタイトル一覧をご覧ください。

※この記事を読まれてより深く知りたくなった方は、ぜひ下記の記事も合わせて読んでみてください。

日本茶、紅茶、まなび合いの茶の間

種ノ箱は、お茶のセミナールーム、昭和三十年代に建てられた木造長屋の茶の間です…

※店(種ノ箱)のInstagram↓です

※店(種ノ箱)のtwitter↓で、お茶のことを気ままにつぶやいています
種ノ箱(tane no hako)のtwitter(@tanenohako)

お茶のイベント in 種ノ箱

  • 湯飲み茶わんにお茶を注いだ後の宝瓶の中身。お茶っ葉が開いてます(広がっています)。
    [使い方紹介] わたくし宝(たから)の瓶(びん)と書いて、宝瓶(ほうひん)と申します

種ノ箱~日本茶、紅茶、まなび合いの茶の間~
種ノ箱

ムジカティーをひもといて&むすぶ

このページのQRコードは最下部にあります。