茶葉が広がる世界を見せるには

お茶を淹れるのが楽しい、お茶の葉っぱが開く(広がる)のを見るのが好き!というような、そんなお茶好きが高じて、お店を開かれる場合もあるんじゃないかな?と、お茶のお店の店主さんとお話ししていて思いました。

で、で、そういう場合、どういう風に茶葉(「ちゃば」っていったり、「ちゃよう」っていったり)が広がるのを見せようって、お茶の提供方法を考えます。

たぶん、一番贅沢な方法は、お客さん一人ひとりに同じテーブルなどに面と向かって、お茶の葉っぱの形状から、産地や特徴などを話をしながら、会話をして、ゆっくり丁寧に淹れるのじゃないかと思います。

その次は、カウンターで、見たい人は見える状態で、お茶を淹れて提供する。

たぶん、一番見えにくいのは、奥でお茶を茶碗に淹れて、茶碗だけお客様に出す。急須が見えない状態で提供する方法かなと思いました。
急須を使っている人は、お茶の温かさや香りや味などから、想像を巡らせる事はできるとは思いますが、それでも茶葉の広がる様子までは分かりません。
というのも、元々の乾燥茶葉の形状と広がった茶葉の形状を知らないといけませんから。

さて、茶道や煎茶道などのお手前を見るというのは、面と向かって、お茶を淹れているのに近そうと思いました。
また、点てだしというのは、奥でお茶を茶碗に淹れて、お客様に出すようです。

ところで、先日京都の”日本茶”ティースタンドの「tea chaanel」さんでお茶しました。
面白かったのは、乾燥茶葉が広がる世界の見せ方。

通りに面して、グレー(ステンレスだったかも…)のフレームの棚を前面に、茶葉とお湯の入ったガラスの急須を置く。
そうすると、通りを通った人は、少し足を止めれば、茶葉が広がる様子が見える。
実は、お茶をオーダーした人は茶葉が広がる様子が見え難いので、勿体ないなぁと思うんですけれど。

ふと、これって、お客様の前で点てて出す、表水屋のようなもんなのかなぁ~と思いました。
「tea chaanel」さんについては、他にも見所があったんですが、せっかくの新しいお店なので、是非訪問して確かめてほしいとも思うので、ごちゃごちゃ書くのは止すことにします。

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表水屋の話は、福寿園京都本店で開催された佐々木一穂先生の煎茶会で伺ったお話を参考にさせて頂きました。ありがとうございます。ティーチャンネルさんのショップカードとともに。

 

と言うわけで、今回の記事を書くにあたってのBGMはthe pillowsのベストアルバム「Fool on the planet」。
収録曲に「確かめに行こう」があります。
好きな曲の一つ。

最後のおまけの[Secret Track]が流れてます。
これで、おしまい。
最後まで、読んでいただき、ありがとうございました!

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